このレビューはネタバレを含みます▼
『悪役令嬢』だった主人公が記憶を持ったまま過去に戻って、悲惨な未来を阻止しようと画策する、よくある物語。他と違うのは、悪役令嬢だった頃も理解者がいたことかな。そもそも主人公が断罪されるほどの罪を犯したのは、主人公の妹と浮気した王子や、主人公を冷遇して妹を溺愛する母親や、姉の婚約者と知りながら王子と必要以上に仲良くなった妹が大きな原因だと兄や父親や使用人が理解していたのは主人公にとって救いだったと思います。
記憶を持ったまま逆行したのが主人公以外にもいたり、何やら企んでいそうなキャラがまだそれを表にしていなかったり、キーパーソンぽい名前が出てきたりと、まだまだ序盤という印象。それに主人公を前回と同じく冷遇しているらしい母親も、主人公を愛していないわけでなく、未来の王妃である優秀な主人公に期待するが故に厳しくしてしまっているらしいので、今後母娘のすれ違いも解消されるのかな?
1巻終わりの時点ではまだ学校にも通っていないお子様なので完結するまで先は長そう。今後の展開次第でいくらでも評価が分かれそうなので一先ず星3にしておきます。