このレビューはネタバレを含みます▼
「ポルノグラファー」シリーズを読んだ後、「プレイバック」に登場していたスナックアケミ親子のお話があるとのことで、読みたいなーとカートに入れていたら、セール(3/21まで)になっていたので即購入。スピンオフかと思われましたが、「インディゴ」「プレイバック」より前に描かれた作品なのですね。丸木戸先生曰く、「アケミちゃん」を描いた時には繋げることは考えていなかったようで、結果としてのクロスオーバー作品とのこと。確かに、世界観がマッチしています。(プレイバックのあとがきより)
本編ですが、ポルノグラファーより、断然読みやすかったです。登場人物の心情が分かりやすい。木島先生は、分からなすぎ、食えない人すぎて、翻弄されましたので笑。個人的にレ〇プがNGで、蒼介がレ〇プの前科があるというのも「うーん…」って感じだし、言動もいかにもクズなのですが、根っからのクズじゃないんですよね。自分のことを「クソ野郎」って言ってシズオを抱きしめるの胸が痛い。そんな風に、シズオと蒼介の関係(お互いの中にじんわりと浸透していく様子)がとてもよかったです。そんでもって、春子さんが肝っ玉だわ。「プレイバック」の宝くじってそういうことだったのね。参りました。その後の2人含めて満足です!
読む順番は、「ポルノグラファー」→「インディゴ」→「プレイバック」→「アケミちゃん」が良いと思います。
もう1つ短編が入っていますが、切ないよー切ないよー涙。ほんと、続きをお願いします!フォローさん同様、切望します。