そろそろ覚悟はええか、意気地なし?
」のレビュー

そろそろ覚悟はええか、意気地なし?

松平徹

やっつん、うちにも欲しい

ネタバレ
2021年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヘタレ高倉(攻)×八束(受)の両想い大学生カップルがお互いの想いを再確認するお話。
告白したものの先へと続けない高倉を常に応援し続ける八束が可愛い。
「たーかーくーら、たーかーくーら」「お前はやればできる子じゃ」広島弁で励ましてくれる。こんな子うちにもおったらええな。
派手なストーリー展開はなく、エロはあるっちゃーあるが…グッサリ刺さってない。お互いが相手の事を想い労り合い、少し前に進んだだけ。この作家さんの凄いところは漫画を描く上で誰もが考える“起承転結”でなく“起承結”で話を進めていけるところだと思う。(“起と結”もあやふやな事がある)効果的展開、例えば実はこうでしたオチなんても無く、派手なキャラ設定も無い。その分人物の心情を淡々と深く繊細に扱う。この作品は他作よりコミカルなので読みやすいが上記理由から「何がしたいのか」分かりにくく、好みが分かれるかもしれない。
私は好きなのでホシ5をつけさせて頂いた。
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