このレビューはネタバレを含みます▼
題名からわかるようにオトナ作品として話題になって完結した作品が原作です。原作と同じ展開を期待している人には不満が残る内容かも、と思います。ですが、もどかしいくらいゆっくりと進んでいく展開の中で、登場人物のキャラがきっちりと描き込まれていて、原作とは別の意味で、ワクワクさせられる作品になっていると思います。高成を童貞感満載のキャラに変更したこと。里帆を、女の部分を内に秘めたお喋り好きのどこにでもいる可愛い女の子に変更したこと。その二点の変更が、高成と里帆の心と心にどうカラミあっていくのか。また、原作の通りでいくなら、貴史と智乃を加えた四人の心と体のカラミあいにどうカラミあっていくのか。オトナ作品の原作の展開とラストを知っている身には、これからどうなっていくのか、気になって気になって仕方ありません。原作と違うかたちの青春ストーリー的な展開になるのかな。それとも、原作のエッセンス満載のオトナの世界的な展開になるのかな。どっちにいっても、期待大です。