ビター・シガー【電子限定描き下ろし付き】【コミックス版】
熊猫
このレビューはネタバレを含みます▼
「バニラ・ショコラ・シガレット」の椿の隣人CP/高槻と豊橋の馴れ初め編です。発行は「バニショコ」が先ですが、物語の時系列は「ビター・シガー」が先なので、どちらから読んでもいいかなと思います。が、やっぱり発行順がおススメかしら悩。4/1までどちらもセールです。
ストーリーはサラッと流れる印象なのですが、トスッ、トスッと胸に刺さるものがあります。特に、試写会の高槻のトークは、毎回響きます。好きな色を選ぶことを咎められてしまうなんて、おかしなことだよねって思う人がだいぶ多くなってると思うけど、それでも、みんながみんなそう思うわけではなく。リボンやスカートも然りで。「なんで?」と思う人も、「違うよ」と言う人もいるだろうなと。好きなことを否定されたり、失くしたりして、高槻が言うように、アイデンティティがぐらついたときに、「どんな姿でもかわいいよ」って言ってくれる人がいたら、性別に関わらず好きだと言ってくれたら、どれだけ心強いだろうなと高槻と豊橋を見ながら考えました。って、固いレビューになってしまいましたが、基本、熊猫先生の持ち味であるコミカルさで、明るく進みます!楽しいです!読み返して、改めて好きな作品だなあと思いました。あと、熊猫先生の描く猫が好きです。
いいね