主人公の性格が絶妙

ネタバレ

2021年3月23日

このレビューはネタバレを含みます▼ 内容としては典型的なオネショタ。

1点違うのは主人公が少年と呼べる年齢ではないこと。

初めは「きっつ」と思ったが、意外にも設定に対して主人公の言動に違和感がなくすんなり読めた。

「友達が少なかったせいで性知識に乏しい」という設定も「他人への興味心の薄さや共感性の乏しさ」を感じさせる言動のお陰でリアリティがある。

そんな未成熟なまま大人になった男が性欲を知り、暴走していくさまは自分本意かつ動物的で興奮する。

ただ、主人公を好きになれるかと言われるとまったく魅力を感じないので、ぜひバッドエンドを迎えてほしい作品。

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