100万の命の上に俺は立っている
」のレビュー

100万の命の上に俺は立っている

奈央晃徳/山川直輝

作者に共感出来ませんでした

ネタバレ
2021年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ アニメで見て、試し読み2巻迄読んだのですが、メインキャラに殆ど共感出来ませんでした。主人公の「俺より強い(価値がある)人間は命に代えても守る」というのは、一見美談の様で、自分の独断で他者の強弱を決める傲慢ですし、魔法使いの娘は、ヤンキーの親や兄が敵だから、強くなってそういう人間を潰して来た、剣士の娘は、弱者を見殺しにするなら死んでるのと同じ、ヲタ娘に至っては、行動を共にしている独裁国家の兵士に、相手の王を侮辱して「コイツら殺そう」と宣う始末。同行している味方の騎士でさえ、殺意剥き出しで、全員刻んで埋めようと抜刀…主人公がその場をどう取り繕っても、相手側に信用されず、裏切られる方が普通でしょ(苦笑)能力がチートレベルならまだしも、死なないだけで戦闘力は一般兵以下、知力や判断力で生き抜いていく設定なのに、主人公で、少しナルシストの入ったドライな学生程度、仲間は、ツンデレ少女と危機感皆無のオタク少女、正義感の強すぎる地雷少女。主人公を相対的に賢く見せる為か、サブキャラやモブを愚かに書いているので、違和感しかありませんでした。
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