イジワル御曹司の執着愛~愛されすぎて逃げられません!~
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イジワル御曹司の執着愛~愛されすぎて逃げられません!~

あさぎ千夜春

一途なのだろうか?!

ネタバレ
2021年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小さい時から、ヒロインが好きなのに、兄へのコンプレックスや、不器用過ぎて、素直になれなかったりと、せっかく両思いだったのに、こじれさせてしまって、ヒロインに逃げられてしまったヒーロー。
酔ったヒロインに、勝手に結婚の了承を得たつもりになっていて、一人婚約者のつもりでいたヒーロー。そんな不器用過ぎるヒーローの気持ちをヒロイン両親など、周りは知っていて、ヒロインとの仲を後押しする。ヒーローの焼きもちからの心ない言葉で、女性としての自信を失い、恋をするも、片思いだけで、キスすら初めてのヒロイン。
それに対して、ずいぶんと色事には熟練してるようなヒーローの言動。ヒロイン一筋で一途さを強調してるけど、それは別なのか?!と疑問。
なんで、男性には体での一途さを求める設定が少ないのだろうか。気持ちはヒロイン一筋だったんだろうが、欲はちゃんと発散してたような、手慣れた感のあるヒーロー。処女だから、相手には手慣れた優しい男性がいいという憧れでも、世の中にはあるのだろうか。気持ちは一途だったから、ロマンチックとでも言うのだろうか。欲はちゃんと発散して、でも、結婚は勝手に好きなヒロインに気持ちを押し付けてゴリ押しして、処女のヒロインを手に入れるって、男性向けの男性に都合のいい恋愛物語みたい。
どうせなら、ヒロインを諦めて、忘れるために遊ぶだけ遊んで、でも、ヒロインとの結婚の話をもらって、気持ちが再燃して、ゴリ押ししたっていう方がリアリティーある。それか、もう少し、色事に慣れない照れた感があった方が、ヒーローの一途な気持ちにリアリティーが出たと思う。
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