面白い。藤原鎌足=〇〇説を採用した意欲作





2021年4月1日
タイトル通りです。
貴族として名を馳せた藤原氏の祖である中臣(藤原)鎌足=豊璋(当時倭=日本に来ていた百済の王子)説は昔からありました。
鎌足の名前が文献に出始めた時期と豊璋の来日、そして名前が文献から消える時期と豊璋の帰国が重なっているからです。
また、当時の政治を担う重鎮の豪族階級に渡来系は数多くいました。鎌足が渡来人に当てはまっても何の不思議はありません。
他にも証拠となり得そうな様々な説はありますが……
ともかく、大胆にもそれを採用し、かつ破綻がなく描くことが出来ています。素晴らしい。
本来なら蘇我家を渡来人とする説の方がありがちといえばありがちなんですが、この漫画はそこには行かずに鎌足としてるのが面白いと思います。
また蘇我家と中大兄大海人兄弟との意外な繋がりにも驚かされます。
大海人=蘇我入鹿との不義の……というこれまた大胆な説を採用しています。
この辺りは古代史に詳しい方は不満を覚えるかもしれませんが物語として面白さに深みを与える設定となっております。
おすすめです!ぜひ読んでみてください。
貴族として名を馳せた藤原氏の祖である中臣(藤原)鎌足=豊璋(当時倭=日本に来ていた百済の王子)説は昔からありました。
鎌足の名前が文献に出始めた時期と豊璋の来日、そして名前が文献から消える時期と豊璋の帰国が重なっているからです。
また、当時の政治を担う重鎮の豪族階級に渡来系は数多くいました。鎌足が渡来人に当てはまっても何の不思議はありません。
他にも証拠となり得そうな様々な説はありますが……
ともかく、大胆にもそれを採用し、かつ破綻がなく描くことが出来ています。素晴らしい。
本来なら蘇我家を渡来人とする説の方がありがちといえばありがちなんですが、この漫画はそこには行かずに鎌足としてるのが面白いと思います。
また蘇我家と中大兄大海人兄弟との意外な繋がりにも驚かされます。
大海人=蘇我入鹿との不義の……というこれまた大胆な説を採用しています。
この辺りは古代史に詳しい方は不満を覚えるかもしれませんが物語として面白さに深みを与える設定となっております。
おすすめです!ぜひ読んでみてください。

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