このレビューはネタバレを含みます▼
作者さんの漫画は何作か読みましたが、基本はBLというよりゲイ向け漫画だと思います。
男性向けエロの感覚で、ひたすらエロメインで、愛だ恋だはそんなに。この作品もそうかと思ってエロだけ楽しむつもりで読んでいたら、巻が進む毎に恋が入ってきて面白くなってきた。
最初の方は、建築現場でバイトする主人公の佐藤君(カバーの黒髪の方)が現場のオッサン達(一部若者もいますが)にマワされる話がひたすら続きます。この辺は正直そんなにハマってなかったんですが、(実際はこの辺が作者先生の元々の持ち味と言えると思います。)6巻辺りから、佐藤君が、元々自分に最初に手を出してきた鮫島さんを意識し始め、両想いに。
今までマワしだけだった漫画で、主人公に恋人が出来るという展開。しかも恋敵まで用意されており、恋愛模様も盛り上がってきました。続きが楽しみ！
が、やはり女性向けBLと違う点を書いておきますと、佐藤君は鮫島さんをほんとに好きになったものの、調教され過ぎてて他の男に無理やり体を弄られてもガンガンに感じるしメス堕ちします。まぁ、佐藤君がスケベな身体にされ過ぎたので仕方ない。でも、他の男に無理やり手を出されても、時々鮫島さんを思い出して切なくなってるあたり、やっぱり鮫島さんが好きなのが分かっていいですね。佐藤君がだんだん可愛くなってて、職場で鮫島さんとイチャイチャしてるの可愛い。焼き鳥屋に誘われた時の笑顔すごい可愛い。しっかり恋してるやん佐藤君…！
作者先生が、両想いのラブラブえっちを描くのが苦手だそうで、両想いになって鮫島さん専用になると決めた佐藤君なのに、無理やり他の男にまだまだ手を出されるのは気の毒ではありますが、作者さんの性癖がそうなら仕方ないとしか言えない…。ただ、ラストは是非鮫島×佐藤君のハピエンお願いします！！恋敵にも救いは欲しいですね。
基本、攻めも受けもマッチョしか出ません。
エロはメチャクチャエロいですし、台詞もエロいです。マッチョなゲイ漫画が好きな人にオススメです。
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