このレビューはネタバレを含みます▼
シリーズ3作品目です。が、ホントに同じシリーズ?と思うくらい、ディリヤが変わってしまいました。自分の感情を殺し、アシュのためになることしか考えず、人を信じることも人を頼ることもできなかったディリヤが、ユドハがいない目覚めには呼吸困難になったり、夜中に会いたくなって危険をおかして会いに行ったり、人に自分の感情を語れるようになったり弱みを見せたり…かわいすぎです!!
でもそれが全然不自然ではない。3巻通してユドハに恋し、ユドハを愛し、人に心を許せるまでに徐々に変わっていく。そしてそこまでディリヤを変えることができたのが超スパダリなユドハ。このユドハ、ホントに読めば読むほどスパダリで、今まで読んだどんな本の攻め様の中でもナンバーワンのスパダリではないだろうかと思うほど。
とにかくオススメの作品なので未読の方は是非買って読んでいただきたい。ちょっと高いけど、絶対損はしないはず。ディリヤと一緒に、人を愛することを知ることができると思いますので。
4作目「かわいいほん」読了です。もう、ご褒美としか言いようがない内容でした。生きることに全力を注ぐだけだったディリヤが趣味を見つけようとしたり、そして見つけた趣味というのがもう…!!
そして最後に大きくなったアシュの様子が見られる短編もあって、シリーズ通してアシュとディリヤを見守っていた身としては感慨深く、とても大切な1冊になりました!次で最後とのことなので、どんな内容なのか、今からとても楽しみです!