このレビューはネタバレを含みます▼
タイトル通りです。久々に読み応えのある少女漫画に出会えました。僕(弓弦)に花のメランコリー(憂鬱)。タイトルも秀逸です。まさに2人の物語。喧嘩シーンもありますし、特に最初の方は弓弦がツッコミどころ満載ですし、弓弦の生い立ちも明るいものではないのでキュンだけを求める方には向いてないかもしれません。ですが、2人の出会いから離れている時間、花だけでなく弓弦の視点から描く花への想い。幼い描写が小森先生は本当にお上手で、所々幼い弓弦と花を登場させており巻を追う毎に2人が想い合う気持ちが読者を熱くさせます。何度読んでも飽きずその度に涙してしまう。弓弦に似ている所があるルカは何度も花を苦しめ読者もハラハラさせられましたが、そんなルカの人間らしい所も実に上手に描かれてます。紙面も持っていますが本当に画が綺麗。もっと続いてほしい、2人をもっとみていたい、終わらないでほしい気持ちのが強く巻数の長さを感じさせません。伏線回収までしっかり描かれています。花のキャラクターもただの優等生ではない所が良かった。芯があってブレない。弟の光君のキャラが明るくしてくれてます。幼馴染みの漫画で今も繰り返し読んでいる「いつも上天気」以来の衝撃です。私の中でとても大切な漫画になりました。こちらも永久保存です。ぜひ読んでいただきたいです。
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