少女漫画の楽しさここに極まれり





2021年4月10日
「キスよりも早く」で有名作家となったため、つい連想もするが、教師生徒物の思いっきり明るい面白さ全開バージョン。異なるシチュエーションなので、1作家1教師物と読者が変な縛り?暗示をかけなければ、存分楽しめる。ずっと笑いながら読める。
とかくに現実社会は厳しく息苦しく窮屈だ。先日は猥褻教師の犯歴公開も決まった。昔、夫の同僚に、過去中学時代の男性教師の非行に人生を狂わされた人がいた。絶対に許せないことはある。他にも一杯ある。それらは罰あって当然と感じる。
だが、一方で、私の高校の友人は教師と結婚したし、学校には他の先生にもそうした、付き合ってるとか結婚したケースが、私の入学前の事だが複数あった。鞘当ても、三角関係も。十代としてその頃耳にしたときは衝撃でも、自分がその後人生の何処かで、好きな人が出来たらそのうち解ってあげられるようになる。
何事も全てはお互いの意思確認という儀式から始まるのであれば正しいのでは?、と感じる。此の類の恋愛ストーリーの手順を踏んだような周到さに鑑みて、再認識。本作は、きっかけにはそこはjump the gunしてストーリーの進行を促すけれども、一応けじめも付けている。人間の感情は理屈じゃない。好きになってしまったら簡単には他に移れない。代わりはきかない。もの思いに囚われて思い詰めることだってあるよね。その相手がそういう立場、世間的には障壁のある同士ということだったーーと。
そんな堅苦しいことを一切振り払って読める、少女漫画の面白さが、憂い無く満開で咲いている作品と思う。
可愛くて可笑しくて楽しい世界がそこにある。
同時収録された作品はデビュー時頃?(第18 回LMG ララまんがグランプリフレッシュデビュー賞受賞作品だそうだ)の作品らしく、画風がまるで違う。初期作品を単行本発刊に当たってカップリングする手法は、その絵のギャップに往々にして戸惑うものだが、しかし才能キラリを感じ取れてよい。
望月花梨先生の「スイッチ」も好きだが、いろいろ真逆の(ある意味で)こちらも、どちらも好きだ。
調べちゃったから書き留めておくが、7時間目のラプソディーは2003~2006年作品、因みにキス早は2006年~2012年。また、同時収録の初期作Light Right ラビットとなると、1998年にさかのぼる。
とかくに現実社会は厳しく息苦しく窮屈だ。先日は猥褻教師の犯歴公開も決まった。昔、夫の同僚に、過去中学時代の男性教師の非行に人生を狂わされた人がいた。絶対に許せないことはある。他にも一杯ある。それらは罰あって当然と感じる。
だが、一方で、私の高校の友人は教師と結婚したし、学校には他の先生にもそうした、付き合ってるとか結婚したケースが、私の入学前の事だが複数あった。鞘当ても、三角関係も。十代としてその頃耳にしたときは衝撃でも、自分がその後人生の何処かで、好きな人が出来たらそのうち解ってあげられるようになる。
何事も全てはお互いの意思確認という儀式から始まるのであれば正しいのでは?、と感じる。此の類の恋愛ストーリーの手順を踏んだような周到さに鑑みて、再認識。本作は、きっかけにはそこはjump the gunしてストーリーの進行を促すけれども、一応けじめも付けている。人間の感情は理屈じゃない。好きになってしまったら簡単には他に移れない。代わりはきかない。もの思いに囚われて思い詰めることだってあるよね。その相手がそういう立場、世間的には障壁のある同士ということだったーーと。
そんな堅苦しいことを一切振り払って読める、少女漫画の面白さが、憂い無く満開で咲いている作品と思う。
可愛くて可笑しくて楽しい世界がそこにある。
同時収録された作品はデビュー時頃?(第18 回LMG ララまんがグランプリフレッシュデビュー賞受賞作品だそうだ)の作品らしく、画風がまるで違う。初期作品を単行本発刊に当たってカップリングする手法は、その絵のギャップに往々にして戸惑うものだが、しかし才能キラリを感じ取れてよい。
望月花梨先生の「スイッチ」も好きだが、いろいろ真逆の(ある意味で)こちらも、どちらも好きだ。
調べちゃったから書き留めておくが、7時間目のラプソディーは2003~2006年作品、因みにキス早は2006年~2012年。また、同時収録の初期作Light Right ラビットとなると、1998年にさかのぼる。

いいねしたユーザ2人
-
romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件
-
MW さん
(女性/-) 総レビュー数:3193件