このレビューはネタバレを含みます▼
って、モノクローム・ロマンス文庫のコピーかっこいい~。海外のBL小説初めて読みました。FBIの伝説のようなやり手の行動分析官ケネディと美術犯罪班から一時転属のジェイソン。干支一回り程違う2人は1巻のキングスフィールドの事件で出会います。ファーストインプレッションは最悪なのに惹かれあって、相手の存在が大きくなっていって仕事を第一にしたいために諦めようとして諦めきれず、プライドが高く譲歩も妥協もしたくないタイプなのでちょいちょいいさかいがありつつ愛し合っているという、たまらん感じでございまして。特にケネディは全てを掌握したい人間でジェイソンは反発しますが、ケネディにとってジェイソンは狼王ロボのブランカみたいな存在、クールなケネディが3巻あたりになると溺愛です(あまり表に出しませんけど)。エチは日本のBL小説に比べて割とアッサリです。2巻ではリバがあり、ケネディはエチで声出さなくてジェイソンは声出すとかがムフフポイントです。クライムサスペンスもので犯人は犯罪性向高めだったりするので、推理小説でトリックや舞台の小道具がどうのこうとか犯人は誰だ?っていうのよりドキドキする雰囲気を楽しむようなものかなと思いました。1巻から引きずるジェイソンに執着する男からの不気味な手紙で3巻が終わっていて、続きがすっごく気になります。毎年12月に出てるので次もその頃でしょうか。早く読みたいです。
1巻 2018年12月 2巻 2019年12月 3巻 2020年12月 挿絵あり。