星の数ほど
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星の数ほど

松本ミーコハウス

言葉の重力

2021年4月17日
大学のなんでもやるサークルのお話。
6人+OB1人のサークル内で3CP。新入部員がボッチです。笑
体液フェチだの妾腹の子だのは尾鰭です。
生きる意欲が希薄な上野、上野を愛する渋谷、上野を愛した中野が物語の本筋です。
受け入れられない愛の言葉はどこか軽薄なのに、受け入れられた途端に重力を持つ。
重いと言えば重いお話ですが、スッキリとした読後感です。
好きを自覚した瞬間の描写が好きな方にお勧めします。
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