このレビューはネタバレを含みます▼
元暴力団構成員の葉山と系列工場勤務の四ノ塚のお話なのですが、「もしかして、葉山と刹那坊ちゃんのお話!?」と思ってしまうくらい、葉山と刹那の過去のお話が良かったです。でも、刹那坊ちゃんは、ちゃんと好きな子(女の子!)がいるっていうのもすごく良かった~。ただ、登場シーンの刹那は、小学生かと思ったんですけど、高校生だったんです…。絵的にはちょっと分かりにくいところはありますが、総じて味のある絵かと。肝心の葉山と四ノ塚ですが、最初はお互いに相手に対する気持ちが分かっていないのですが、いろいろ口実を作っては、体を重ねていきます。普段は動きをサボっている葉山の表情筋が、セ ックスになるとめちゃくちゃ饒舌なのがイイです!四ノ塚は、葉山と刹那の関係に羨望しているだけ、葉山は、四ノ宮を刹那の代わりにしているだけ、ではなくなって、誤魔化せなくなってしまっている2人の甘さが…見てて恥ずかしくなるほどです。煙草の煙はいい感じに立ち昇ってますけど、互いに煙に巻くのは無理だった2人が可愛いです。ハードボイルドなのは、2話の葉山の過去くらいですので(ここの描写は結構辛かった。自分を灰皿呼びするのも痛い…)、ヤクザ物苦手な方も恐らく大丈夫かと。