女衒夜話
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女衒夜話

もんでんあきこ

大作を読んだような余韻

ネタバレ
2021年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ これだけ評価の高い作品なので、他の方とかなり重複しますが、戦中戦後の混沌とした世の中で、みんなそれぞれ心に傷や人には言えない闇の部分を抱えながら必死で生きている様をみて、この時代を生き抜いてきた人たちのすごさを感じました。
もんでん先生の「エロスの種子」や「雪人」が好きな方はオススメかと。
一巻完結のようですが、240ページ程度とは思えない位厚みのある内容と読み応え。内容もエロスもグロもアリなので、読後感は清々しいものではありませんが、何かこう、長編大作を読みきった時のような達成感は、本作ももんでん先生ファンの期待を裏切らないかと。
後書きにもありましたが、エピソードの掲載順も、時系列じゃないに次の話にすごく入りやすかったのも非常によかったです。
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