ハッピーエンドはご一緒に【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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ハッピーエンドはご一緒に【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

花川ちと

もっとどっちかに振り切れば良かったかも。

ネタバレ
2021年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二人の意外な出会いから、交流、くっつくまでを丁寧に描かれてましたが、うーん、なんだろう?途中まで良かったのに最後らへん、両想いになるところぐらいからかな?ちょっと今までの丁寧さから急ピッチになって、色々詰め込んで来て、もったいないなぁと思いました。
この丁寧さだと一冊で終わらないペースだったんですね、きっと。
途中まではストーリー重視派の方にピッタリだったのに。惜しい。
というか、受けの漫画先生が、何か壁にぶちあたっているなぁというのは最初に少し出て来てましたが、その後は何も伏線がなかったので、最後にいきなり『描いていても〜云々、恋が分からない〜云々』のくだりのセリフが出て来た時は、え?!いつそういうこと悩んでた?!と唐突過ぎて驚きました。
それならもっと振り切って、最後の方のエチエチシーンなんか入れず、そういう受けが漫画家として悩んでいるシーンを入れたりして、完全にこの本編ではピュアピュア路線で行った方が良かったと思いました。
それでボーナストラックでは、そういうサービス的なエチエチか、ピュア路線のイチャイチャしてて、チューからゆっくりやりましょう的な流れぽいエピソードでも良かったかもなぁ。
あ、でも実際のボーナストラックって、後書き1P、二人のその後の日常的可愛いやり取り1Pだったから、えちエロするにはページが足りないやん(>_<)
だったら短編でそういうのを出すか、ストーリーの構成をもうひと工夫すれば、とっても可愛い感じのほのぼの作品が出来ていたかと思うと非常にもったいないなぁと思いました。
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