このレビューはネタバレを含みます▼
鬼として一人前になるために人間を食べなくてはならない紅は、鬼のお館から強く惹かれた人間を食べると強い鬼になると言われ、出会ってすぐに心を惹かれた有馬を食べることにします。有馬のことを知る度に心は鈍り、期限の1ヶ月を前に2人は逃げることを計画するのですが...。思っていたよりシリアスで紅が1人になってからの出来事やお館の過去(軽く触れられるのみ)などなかなかに意外なことが明らかになっていきます。紅の記憶についてはそのままであってほしかったですが、世界観もしっかりしていてとても読みごたえのある作品でした。
2018年11月。