このレビューはネタバレを含みます▼
なんかもう、清潔?
汚れてない感がすごいです。
最近、恋する相手がどこかにハンディキャップを持つお話が増えてきたなーとは思っていましたが、それらのどの世界とも違います。
(別にそういう作品も好きなんですけど)
小木くんに背負わせるトランスジェンダーではなくヴェスタイト系の難しさ、
そして自分の美しさを「見た事がない」田子くんの清廉。
はっとするようないいシーンが差し挟まれ、その場面さえ田子くんは見ていない。
暗い帰り道をひとりで行く田子くんを心配する小木くん、照明を点けずに部屋で待つ田子くんにやっと気づく小木くん、
本当に田子くんが見えても見えてなくても関係なく好きになったんだなぁ…
まさか田子くんがここまで真っ直ぐに進んで、生活を共にするまでになるとは思いませんでしたが、
(夏休みどころか)
これからも新刊楽しみにしています。