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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ただの飯フレです

    さのさくら

    面白いんですけど…
    2024年7月27日
    ごはんもなかなかおいしそう、飯フレのお二人の控え目なやりとりも素敵。
    現時点で新刊の3巻まで買いましたが、今も絶対踏み越えないっていうか、いつまでも敬語で。
    でも!!
    これ、いいセリフでしょ?!深いでしょ?!
    ってキメのシーンでフォント変わったりするのは押し付けがましく感じました。
    その通りだなーとか、いい事言うなーとか、読者に選ばせて自ら感銘受けさせてくださいよ…
    いいね
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  • 死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話

    仕上がってる!!
    2024年5月16日
    すんごい綺麗にまとめられています。
    嫌味のない絵とテンポいいツッコミで初めは吹き出しながら読んでいたんですが、それだけの物語ではありませんでした。
    ハイウエストのロングスカートで上品な装いのけいこさんは破壊的改造ラブドール!
    基本ギャグなのにホロリと来るところも。2巻完結なので気軽に楽しんでちょっと考えさせられるいいお話だと思います。
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  • 東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー

    黒丸

    えっ完結?!
    2024年5月14日
    まだまだ続くのかと期待していましたが完結してしまいました~
    始まった時は「おぉ、これはいくらでも開拓も深堀りもできるネタだ!」と面白くて面白くて、とても楽しみにしていたのに残念です
    でも今やどんな片田舎でも珍しくないと思われる外国の方の存在、闇の仕事や反社に関係なくたって犯罪に巻き込まれる事もあるでしょう。
    警察での通訳というディープな職務に興味がある方は勿論、どんどん身近になってきている外国からの旅行者や実習生の姿を
    ベテランの滑るような筆致で描かれて見やすく解りやすくスムーズです。
    もっと続き見たかったなぁ…
  • 新しいきみへ

    三都慎司

    タイムリープもの大好きなんですけど
    ネタバレ
    2023年11月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 現在配信中の5巻全部読みました。
    あのー、導入部長過ぎないですか?
    こういう物語になってくると思わずに「おお?教師と女子高生が?!」と読んでいた方もいそうだし、「SF?何だか不思議な女の子が…」と謎めいたお話を期待していた読者もいそうだし、どっちつかずで展開が散っているような気がしました。
    3巻から激変!読んでみて!とスタッフお勧めされる時点で
    そもそも3巻からって…フラフラしてるよね…
    なら1巻末くらいからリープものに引っ張って行って欲しいです。
    わがまま女子高生に振り回されるのが好きな人もそりゃ多いでしょうが、私は亜希の名前を名乗って主人公に迫りまくり「私だけ解ってる」感炸裂のヒロインにイラッと来ました。
    その悟くん呼びも謎。
    彼の過去とは全然関係なさそうですし(5巻まで読んだ内容では)ガスマスク氏はパラレルの先生?!と思っていたのに別の人だったし笑
    絵柄は見やすく丁寧ですが皆さんどっしり重いストレートヘア。先生も妻の亜希さんも女子高生偽名亜希ちゃんもそのお母さんも。同僚の先生も、ガスマスク氏さえ。
    この状態でこれからもやり直して行くのなら読んでいくのも心折れそうです。
    これから大どんでん返しとか目の覚めるような展開があるのならば期待が持てますが
    成功!リープ終了!みんな何もかも忘れて平和な世界になりました!という有りがちな終焉なら、私は頭を抱えると思います。
  • 傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン

    磯見仁月

    向いていないと思います
    2023年8月8日
    すごい人気にすごい高評価だなと思っていました。
    確かにフランスの爛熟期をお好きな作家さんなんだろうなと。
    ローズ・ベルタンという興味深い人物を取り上げたのは着眼点も素晴らしいです。
    でも、絵が向いていないのでは?全く向いていないのでは?
    あの、顔の造形と髪型!!
    これであの時代のヴェルサイユを描く!?
    今までに有り得なかった職業婦人やデュ・バリー夫人、アントワネットを作り出したいという事でしょうか。
    別に史実そのままでとも望みませんが捻じ曲げ過ぎにも思えます。
    どう見ても少年漫画の絵柄で、読者の取っ付きを良くする為になのか全員現代風のヘアアレンジ、初っ端の髪結い場面から今のOLさんや学生さんでももう少しマシな事しているだろって感じ。
    この作家さんは女性でしょうが、男性作家さんが描く髪の毛の長さと立体の構造を解っていない女性キャラを思い起こさせます。
    こまごま何度も何度も書かれた中書き、後書きには「そこは演出って事で」的な事を仰っていますが後のデュ・バリー夫人やパンツィエール姫のドレスの話も違い過ぎるでしょう。
    なによりみんな前髪垂らしてろくに結ってもいないあの髪型!結っても婚礼なのに中華風とか…。シノワズリは演出!と仰るのでしょうけど。
    何度も言いますが、ローズ・ベルタンの物語を描いて下さるのは素晴らしいです。でもフランスのファッション史の一部として描かれるのなら、よくある現代コミックのギザギザM字前髪ではなく、工夫の仕様があったと思います。
  • フールナイト

    安田佳澄

    昔読んだ小説に酷似
    ネタバレ
    2023年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 日本では筒井○隆、それから椎名○、他にも幾人もが人間が植物化する短編を大昔に発表されています。
    ある程度誰もが思いつくような世界設定なのかも知れません。
    でも!!
    そこからスタートする物語のこの細かい肉付け、アングラ、闇、貧困、政治等がまさに根っこのように絡まって蔦のようにぐいぐい引っ張られ配信中の全巻読んでしまいました。
    働けども働けども楽にならない十四郎の生活と家族は暗澹たる気分にさせますが、更にその下に貧困街がある。パレードの場面は圧巻です。
    彼の脆弱な精神性は少年漫画なら優しさと呼ばれるものでしょう。

    有り得なくない近未来で現在と変わらぬ賃金で搾取され或いは職すらまともにない状態が人々の心までも厚い雲で覆い尽くす不穏な導入部ですが、以前1巻を読んだ時には
    「面白いけど…こういう話が続いていくのか、うーん…」
    と思いましたが1巻は状況説明として必要だった部分でした。
    個人的にはお話が加速するのが2巻からだったからです。
    試し読みで気になった方には2巻も読んでみて頂きたいです。きっと止まらないから!
    とんでもない方向転換でキャラにも画面にも動きが出て、いいんですよ!!
    癖の強い画風ですがスタッフさんのチームワークなのか建物が素晴らしいです。グロアクションシーンに見開きが多いので紙媒体でも見てみたいですねぇ。

    気になる点としてかっこいい叶野さんの戦闘ではビキニアーマー的な軽装なのでそれ必要なの?とも思いましたが…
    でも画面を見て楽しみ、物語も楽しみ、好きな人はハマると思います。
    新刊も楽しみです。
  • 新装版 うさぎドロップ

    宇仁田ゆみ

    紫の上もびっくりだよ…
    ネタバレ
    2023年7月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昔読んだ時には大吉、漢だな!とグイグイ引き込まれ、でもラストで駄目だな!とがっくりしたんですが時間を置いて最近読み直したら更に駄目だな…と思ってしまいました。
    ダイキチどころかダイナシだよ…
    すごい商業メディアミックスされた作品らしいのですが、私は漫画でしか知りません。
    すっきりした見やすい絵柄で紡がれる無骨な独身男性と彼の叔母に当たる幼女の物語は衝撃的に幕を開けて進んでいきますが作者の先生は初めからこのラストを見据えていたんでしょうかね。
    子供時代で終わらせて、大吉に
    「りんが嫁に行く時には俺泣いちゃうんだろうなー」
    とか言わせて最終回なのかと思っていました。
    お前が嫁に貰ってどうすんだよ…
    6歳から育てた子供を女として見る事ができるなんて現代版ブサイク系光源氏かよ…
    がむしゃらで一本気であんなに魅力的だった大吉が一気にキモい中年に成り下がる!
    私個人ならどっちの立場でも無理です。
    育ててくれた養親に恋心を抱くのも、自分が育てた異性と男女の仲になるのも。

    望まれて引き延ばした物語なんですかね…
    別にリアリティを求めてる訳ではなくても、りんちゃんの気持ちの謎とそれに簡単に応える大吉にはこれまでの年月を無にする威力があります。
    ただ、無理すぎ妖精のような浮世離れした正子さんの人物造形は嫌われ役にしろ凄いと思いました。

    りんちゃんの実の父親は掘り下げずに読者の想像に任せるとしても、そもそも何故正子さんがお手伝いさんに来ていたのかとかも丸投げだし
    うちの新妻はおばあちゃんみたいと大吉に言われる料理も今までずっと一緒に住んで、ごはん作って貰っているんだから今初めて知った事でもないですよね?
    あー、全体的にがっかりです。
  • ゆびさきと恋々

    森下suu

    ただしイケメンに限る??
    2023年7月18日
    「1巻が最高潮」「2巻から下降線」という皆様のレビューを拝見しましたが
    私個人は初めっから無理だな…という感じでした。
    何かの出来事があって相手を好きになるのではなく、雪ちゃんは初対面から好きモードなのでは?
    ほぼ初対面の男に(見かけた事はあっても)電車内で頭ポンポンされるとか痴/漢かよ…
    逸臣くんの癖なのか、やたら髪を撫でたり、会う度にワシャワシャしたりしていますが
    馴れ馴れしいんだよ!!せっかくセットした髪が!!
    …と私なら思いますけどね。
    好意ありきのアクションと言うか、ただの知り合いにやられたらキモめなんですけどこれがイケメンのキュン仕草なんでしょうか。
    口の動きだけでは解りにくい言葉を台詞内で活字を薄くしたり横倒しにしたりの表現は新鮮味を感じましたが
    周囲に愛されて読唇術ができて合わせていける雪ちゃんは普通の大学で学べるほどで特に何も困っていないし、
    ヒロインを聴覚障害者にした意味がわからなくなってきました。
  • ストロボ・エッジ

    咲坂伊緒

    最後まで崩れない画力
    ネタバレ
    2023年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が巧い!!
    どこもかしこも荒れていません。
    丁寧で綺麗で少女漫画らしい可愛らしさ、安定した筆致でモタモタ進みます笑
    5巻くらいにまとめられそう。
    でもリアルこんな感じですよねぇ。
    作中おまけページでも書いていらっしゃるように、好きになった人が都合よくフリーとは限らないし、一気に仲が縮まる訳ではない。
    色んな邪魔が入りながら少しずつ少しずつ心を通わせる、しかも周りに悪人がいない。
    嫌な子かと思わせる登場の当て馬の元カノすら根は悪人ではない。若さが眩しい笑
    何よりも素敵なのは7巻収録の裕くんとさゆりちゃんの番外編。
    なんか密度が違う?なんて上手いんだろうと思いました。
    読み切りとか連作短編の方が得意とされる作家さんなのかなと勘繰るほどの無駄のない組み上げ方。
    本編が焦れ焦れするって方には是非読んで頂きたいです。
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  • ホテル・メッツァペウラへようこそ

    福田星良

    なんて上手いんだ!!
    2023年1月16日
    読んでみたいと思っていた作品をやっと読めました。
    現在3巻まで配信中、お話はそれぞれの過去を少しずつ掘り起こし始めた所です。
    自然や暮らしを絡めて緩やかに進んでいるのでまだまだこれからといった感じ。
    この先生の作品は初めてですが、めっちゃ絵が上手でいらっしゃる!
    絵柄は昔ふうで、斬新な表現がある訳じゃないけど見惚れるような日常風景に生活調度、子供の頃に憧れた北欧の童話を思い出します。
    あんなに荒んでいたジュン君がどうしてこんないい子になってホテルに登場したのか、これからも楽しみで長く続いて欲しいです。
    余談ですが、
    40年くらい前に私が追っかけ回していたフィンランド出身のバンドがいるのですが、故郷の事を尋ねても余り話してくれませんでした。
    スウェーデン訛りの英語を私がちゃんと聞き取れなかったんでしょうが、暗く長い冬、一日の殆どが夜、太陽を遮られた日々の中で塞ぎ込む人々もいる等話したくない事だったのかも知れませんね。
    物語はまだクリスマス周辺、ずっと冬です。
    これからも見事な筆致と異国の謎のホテル経営のお話を楽しみに読んでいきたいです。
  • エンジェル・トランペット

    赤石路代

    今、花の名を知る
    2022年12月27日
    ぐったり花がうなだれてる笑と、たまーに見かけていたあの大きな木、エンジェルトランペットって言うんだ!素敵!しかも毒があるって?!じゃあどうして庭に植えているおうちがあるの?
    まず感想はそれなんですが。
    陰鬱な表紙に引き込まれる幼い姉弟の不穏な逃亡劇からお話は始まります。
    メインキャラが全員子供。
    皆なんて賢くて落ち着いて行動力があるんでしょう。
    幼い我が儘を撒き散らすリンちゃんの対比として、めっちゃ我慢強いまりもちゃんの天使っぷりが全編通して際立ちます。
    そう、まりもちゃんがいい子過ぎる。
    面倒見よくて優しくて悪意がなくて、とどめに皆さんに「可愛い子!」と思われるフワフワロングヘアでフリルとレースのお洋服の小学生。昔の少女漫画のヒロインのよう。
    どこかで破綻があるのかなと思いましたが最後まで物凄く綺麗な心の持ち主のままでした。
    漫画にリアリティなんて求めていませんが、色々もう少し掘り下げられたのではと思う所もあり。
    1巻ずつ間を置いて読むのには向いてないかも。
    私はいきなり全巻一気読みしました。そういう勢いを保てないと途中で購読をやめていたと思います。
    巨悪に立ち向かうサスペンスにしてももうちょっとコンパクトな方がいい気がするし、何より私個人は絵柄が最後までダメでした。
    でもそれは好みの問題なので、子供たちの大活躍が見たい方にオススメです。
    いいね
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  • スピーディワンダー

    山根章裕/綱本将也

    楽しく読めました
    ネタバレ
    2022年11月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと昔の作品ですが、競走馬の血統はもちろん現在にも繋がってくるので(実在の馬も出てくる)興味深い内容です。
    特に物語の要となるクウォーターホースについてはウエスタンの動画でその機敏な動きと操縦性の高さに腰を抜かした事があったので、これがか!という衝撃がありました。
    絵が綺麗で見やすく、競走馬たちは逆巻く鬣に輝く毛なみで神話にでてきそうな美しさ。
    人間もそれぞれがそれぞれの考えを持って魅力的だと思います。
    直じい、福王キング×2、キヨシさん、小南さんとオッサンらが生き生き笑
    巻末のユガミンのコラムも面白かったです。

    そして何だか気になっているんですが、有名な競馬漫画(優駿の⚪とかダービージョッ⚪ーとか)ってなんで主人公のお父さんが行方不明なの…
  • ラストカルテ -法獣医学者 当麻健匠の記憶-

    浅山わかび

    目の付け所がすっっばらしい!
    2022年8月26日
    こんなの、初めて見ました。
    夢を目指す男子高校生のバディもの?と思いきや法獣医学を絡めて非常に興味深いお話です。
    異常な動物好きである私は読み進める内に泣けてくる事もしばしばでしたが、ペットだけではない生き物達(死体)との関わりや一筋縄ではいかない登場人物達、何もかもが見逃せません。
    主人公が振り返る過去として描かれる組み立て方、見やすい綺麗な絵柄、そしてこの内容を少年漫画でやるのか!カッケー!
    新刊、待ち遠しい!これからも本当に楽しみです。
    動物好きの方には勿論、ミステリー方面がお好みならオススメしたいと思います。
    様々な野生動物を登場させるとなったらやっぱり北海道なのね……
  • 悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される

    ほしな/ぷにちゃん/成瀬あけの

    5巻まで。ギブ。
    ネタバレ
    2022年8月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 皆様のレビューを拝見していて、やっと服飾についてコメントされる方が現れた!!と激しくいいねして、
    私も言わせて頂きましょうぞ。
    ほんと何で主人公いっつも肩出してんの?
    そりゃゲームの世界なんだから史実の令嬢の生活とかけ離れていてもいいかもだけど、
    それならいい子ちゃんぶった悪役令嬢に王族を敬うしきたりとかマナーとか言わせてちゃダメだろ。
    昼間のお茶会にもイヴニングドレス着て(しかもビスチェみたいな)羽織り物も手袋も無しって娼婦でもそんな格好しませんぜ。
    こういう令嬢物に有りがちなダラダラ垂らしたロングヘアはいいとして、ドレスアップ時の結い方が小さい三つ編みのみってどうよ?
    序盤のヒロイン黒髪のアカリちゃんのドレスなんて幅広いリボンの描き方が小学生のよう。結び目には失笑しました。
    続編のヒロインは海で現代の水着みたいな格好してるしアカンやろそれwwじゃあ何故他の女性は床まであるドレスで脚を隠してるんだ。
    ティアラはベッドから降りてすぐに中ヒールのパンプスみたいなの履いているし、刺繍が施された貴族の寝室履きってご存知?
    あれほど礼儀にうるさい主人公が寝間着姿をアクア王子に見られても平気とか全体的に辻褄が合わないですよね。
    王子とイチャラブして「ふぁ…」とか言っているしTLか!はしたないですわよ!

    さて、(さてじゃねぇ!)服飾の問題点はこれくらいにして、
    お話自体も微妙です。
    ざまぁ!すっきり!ってこともないし隣国に花嫁修業に行ってからは(あっ!そこもだ!花嫁修業って何?!お妃教育じゃないの)全くの蛇足だと思います。
    取って付けたように出てくる妖精たちも、更に妖精王すら当て馬にされてちゃ世話ないわ。
    はじめは厳しい態度のせいで悪役になってしまった凛とした令嬢としてアピールしたかったようですが、うじうじと悩んで策略を巡らせるイヤーな女になっています。
    無理矢理引き延ばしたようなお話が好きな方にオススメ。
    …何だそりゃ。
  • 真綿の檻【マイクロ】

    尾崎衣良

    上手いけど…
    2022年7月20日
    この先生は2ちゃ○方面からネタを仕入れているのかなって感じです。長男教、エネミーなど。
    ダメ恋図鑑を読んでそう思ったんですけど。
    毒母とまでは行かなくても割と有りがちなイヤーな昭和のお母さんに苦しめられてきた主人公、よくここまで達観できましたね。
    しかも本人は達観とも思わない落ち着きぶり。
    私は今でも自分の母が好きではありません。
    弟への溺愛や自分への暴力、ヒステリー、一生忘れません。
    女親は男児が可愛いらしいですが、まさにそれを体現して更に嫁姑問題にまで巻き込まれて
    「おばあちゃんがアンタを可愛がるから」
    私が憎かったそうです。
    なんじゃそら。
    なので出来た主人公に共感はイマイチ出来ません。
    それぞれの立場から描かれていますが、そもそもの原因の祖父母や親父の影薄いこと!
    母娘を中心とした物語だからですかね…。
    でクソな弟は生まれついてのクソではなく、クソに育て上げられたんだというのがよく解りました。
    世の中の全てのお母さんが娘(特に長女)に対して八つ当たりしないように望みます。
  • 私の町の千葉くんは。

    おかもととかさ

    全巻購入した馬鹿な私…
    ネタバレ
    2022年5月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ たぶん1、2巻くらいを無料で読んだか何かで、面白いと思ってその後も新刊が出る度に買っていたんだと思います。
    いやー、全巻通して読むとあんまりだわコレ。
    まず絵は上手くありません。
    キャラの描き分けは出来ているけどウエストから脚が生えて椅子に座っています。
    最も気になったのは女の人の目と眉毛が離れ過ぎ!!
    なんであんな顔の造形なの?
    幼く可愛らしく見せようとしたのかもですが、瞼の縦幅と頬の輪郭の長さが同じって…。
    そして教師たるもの聖人君子であれ!とか思ってないけど
    マチ先生は色恋沙汰に明け暮れ過ぎでしょ…高校教師ってどんだけ暇なの…
    初恋の人の弟が転校してきてフラッシュバックは解るものの、それからの心の揺れ動きや最終的な選択が全然共感できません。
    頻繁に「ゾッ」とか「ゾクッ」とかしてますけど、…なんで?
    それゾクッとする所だった?説得力は?
    しょっちゅう妄想していて、考え無しに口が滑って物語の方向性を違えるような発言をポロポロしちゃって、この先生の授業内容ってどんな状態なんだろう(仕事シーンがほぼ無いので)
    そんな女と結婚まで考える兄、子供の頃から想い続けてきた弟、アンタらの女の趣味って…。
    巻が進むにつれ画力が落ちてゆくという作品なので、ストーリーの堂々巡りにも絵が救いになりません。
    どなたにもオススメしづらいです。
  • 少年のアビス

    峰浪りょう

    闇…闇ハーレムもの?
    ネタバレ
    2022年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ うまい!!本当に止まらんわ!
    なんという歪んだストーリーテラーっぷり!
    ずぶずぶ沈んでゆくような闇、湿度と粘度を持って絡みついて決してとれないような穢れ。

    この先生の作品はヒメゴトしか読んだ事がないんですが、かの作品が明るい学園コメディに思えるほど。
    愛され方とは?と考えたくなります。
    キャラ全てが闇を背負い、闇に呑まれ、迷走して。
    お母さんに至っては闇色の鎖となって息子「たち」をがんじがらめにする不穏なスタートですが、ぶっ壊れる先生、昭和感ある先生のおじいちゃんやチャコちゃんの両親、巻が進むにつれ更に濃くなっていきます。
    ☆ー1にしたのは詰め込み過ぎな所があるからですが、だからこそ次々読ませるのかも。

    物凄いエピソードが次々に展開していくのに憎んでいる町から一歩も出られない閉塞感、令児くんの心もぐらぐら揺れっぱなし。
    いい見せ場とセリフが満載で読み応えあります。
    暗い邦画というか、陰気系ジェットコースタームービー?(何言ってんのか)がお好きな方にオススメしたいです。
  • 燃ゆる星 新訳・与謝野晶子 プチキス

    田茂たも太

    …画力……
    ネタバレ
    2022年2月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 与謝野晶子は好きです。
    詳しい訳ではありませんが、あの時代に火のように情熱的な人。
    そして与謝野鉄幹。いい加減で頼りなく、そして魅力的な人。

    彼らの激動の人生のダイジェストといった感じの物語ですが練り上げが半端なような気がします。
    だって他にも大事件ありますもんね?

    昔の少女漫画のような可愛らしい絵柄は明らかに力不足。
    現代物っぽくして今の読者に訴えかけようとするのなら数々の歌の現代語訳を付けるべきでは?
    志ようが髪の毛をいつもボサボサさせていたから「みだれ髪」が生まれたんじゃないっつうの!
    何より足首どころか脛まで出ている着物の描き方や帯、足袋に至るまでもうちょっと資料を活用して描いて欲しいです。
    更にここで終わるのかよ!という完結。打ち切りですか?

    この先生の他のお話は未読ですが、歴史上の人物と言える人の生涯には向いてないと思いました。

    客観的にはどうしようもないクソ男の鉄幹を怒濤の如く愛する晶子の気持ちは物凄くわかりますが、それはこの物語の表現に感動したのではなく史実の与謝野晶子本人に感銘を受けたからです。
    いいね
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  • ハコイリのムスメ

    池谷理香子

    完結したので…
    ネタバレ
    2022年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全巻読みました。
    買ってはいたんですが、途中で読まなくなっていたので。
    なぜ止まっていたのかというと、単発サブキャラがメンヘラーズばっかりでくどくなってきたからです。
    義妹といい、医学部D/V先輩といい、ユラくんとミーちゃんや緑田も
    一人終わったらまた一人出て来る!
    無理矢理お話を引き延ばして結末までが薄くなってくる感すらあります。

    主要キャラは絶賛イケメン呼ばわりされる紀之くんが個人的にイケメンに見えないのは置いておいて、
    恵まれて愛されて育ったらこうなるんだろうなぁって感じの珠子ちゃん、納得の人物造形だと思います。
    お金に困ってないから清らかでおっとりしてて、ズレてる笑

    私は美代子さんが好きでした。
    芯があっていつまでもお嬢さまで、花の中に泥を隠しているような怖い人。

    何よりもこの先生は描線が丁寧で雑さがないですよね。
    私は目の描き方が余り好みではないんですが、それは人それぞれ。
    骨格マニアとしては不自然さがないプロポーションが素晴らしい!
    他の大人気の作家さんで
    物語は面白いけど等身がおかしくて顔小さすぎる手足が大きすぎる、おまけに手が軍手みたいな方がいらっしゃいますが(レビューにも書いちゃった)
    この先生は全くそれがありません。
    腕も手もとても綺麗。
    珠子ちゃん達も異様に長い脚に細いウエストとかではなくリアルです。
    ただ、それを堪能するには池谷先生の他の作品でいいかなとも思うので…。

    蝶よ花よの成長記や最後まできっちりしたボブを描き切った画力を楽しみたい方はいいと思います。
    私は、買ってしまいましたが読み返す事はなさそうです。
  • みなそこにて 分冊版

    冬虫カイコ

    好き過ぎる…
    ネタバレ
    2022年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 現在4巻まで配信中ですが、早く続きが読みたい!
    軽い友達のような母親の再婚により不穏な伝説が生きる土地に放り込まれた姉妹。
    水棲生物のような人達に囲まれても
    正気を保っていたと見えた一花ちゃんが母親への渇望と不安を煽り立てられて、人魚に堕とされるスタートからぞわぞわさせます。

    少しずつお話が進むにつれ不老の千年さんの扱われ方、そして切ない気持ちが表れてきます。

    スプラッタホラーではなく(これから出るかもですが)、湿った忌み地の災いのような仄かに暗い怖さがお好きな方にお勧めしたいです。
    完結してから再度レビューしたい感じ。
    なんかもう、淀んだ淡水の匂いがする…
  • 優駿の門GP

    やまさき拓味

    門シリーズ全部読んでいますが
    ネタバレ
    2022年1月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もう大好きなんですけど。
    長過ぎて齟齬が…。
    相変わらずお馬さんの絵は本当に神業です。

    でも優馬くん達いくつよ今!?
    サ◯エさんやま◯子ちゃんのように物語の時が止まっているのはアリでしょう。
    でも、源じィは年老いて色々不自由になりつつあり、アルフィーセカンドで復活した俊輔騎手の息子さんの俊一くんは騎手になってバツイチになって、幼稚園児の息子さんを三石元調教師とおいちゃんに預けているというほどの話の流れから2、30年経過していそうです。
    ポンコもボムクレイジーも長生きしてんな!(それは結構!)優馬くんが少年時代に競馬学校で出会ったアルちゃんなんてもう妖怪では?!

    そしてチャンプに人間語で思考させては駄目でしょ!
    今までは馬の仕草や表情で描かれていた事が独白になっていてちょっとがっかり。

    以前は優馬くんのおじいちゃんとして扱われていた源じィが伯父さんになっていたり、この作品の中でも俊一くんが信一くんになっていたり、
    編集さん何やってるんだろうって感じ。
    ちゃんと細かくチェックして欲しいです…
    そしてお話が異常に細切れ。8ページとか10ページとか。
    本誌掲載時にどうなっていたのかは存じませんが、リアタイで読んだ方はテンション維持が大変だったのではないかと思います。
    でもハイライト有馬記念のシーンなどは実験的な表現で脳内和太鼓状態でした。かっこよかったです。

    前作「チャンプ」で三代目成章さんに騎手としても人間としても一流だと言われていた優馬くん、
    ずーっときな子ちゃんを縛り付け続けてアメリカにまで連れて行って、現在は七色浜に閉じ込めて源じィを世話させて元婚約者どころか"優馬に想いを寄せているようだが…"じゃねえよ!
    それが一流の人間のする事か!と思いました。

    それでもやっぱり馬は魅力的なので、これからも読んでしまうでしょう。
    主役は競走馬と言われればそれまでですし、その部分は心から素晴らしいと思います。
  • 一度きりの大泉の話

    萩尾望都

    つ、疲れた…
    2022年1月6日
    そもそも私が読んだのが間違いでした。
    「作家は作品あってのもの、御本人がどんな方だろうと当時何があったのだろうと関係ない」と普段から思っているような人間だからです。

    萩尾先生は大好き、でも浅いファンなので好きな作品は銀の三角、バルバラ、残酷な神など。
    そう、近年の表現と絵柄に痺れているのです。
    子供の頃に見かけたポーなどはロマンティック!綺麗!難しい!って感じでした。
    それが今回ポーの一族を最新作含めて揃えたくなって全巻読破!
    この本が発売時からネットで部分的大騒ぎされているのも気になっていたので、その勢いで二時間半かけて一気読みしました。←だから疲れるんだ…

    重い重い辛い話です。
    平易な風に穏やかに綴られているけれど、これほどの才能を持つ人が封じ込めずにはいられなかった苦しみに胸が痛みます。
    そしてそれを発表せずにはいられなかったまでに追い込んだ状況も。
    時代背景もあり、お母様との確執もあり、後ろ向きで悩みがちなご性格をしていらして、驚くほどの謙遜…否、卑下に凝り固まっていますが
    大声で叫びたい。「萩尾先生がバカで表現者としてダメなら世の中の芸術家は偽物なんだよ!!!」

    本当にこの話はしたくなかったのに感満載。
    萩尾先生はこの本を著してスッキリした、気が晴れた等は全くなかっただろうな。
    内容は全てのファンが読みたいものではありません。
    ファンの為に書かれたお話ではないから。
    漫画も差し挟まれ、未発表のクロッキー、ネームも掲載されていますが、重度沼堕ちモー様マニアにしか「お宝!!」ではないと思います。

    私は浅い軽い薄いファンとして、これからも先生の絵柄と表現に震え、感動し、密かに新刊を買い続けたいです。
    現役を続ける大御所の先生方は衰えが激し過ぎて読者のほうが引き際を考えたくなる事も多々ありますが、
    萩尾先生には健康に長生きして頂き、ますます冴え渡る筆致と輝く才能で私達を魅了して下さるよう祈ります。
  • 輝夜姫

    清水玲子

    途中から違う話に…
    2022年1月5日
    民俗学的な呪いのお話のようにスタートして、超わくわくして読破しましたが
    大風呂敷広げ過ぎだったのでは…?
    どう片付けるんだろうと思っていた伏線は回収されないまま。
    以前飛び飛びに読んだ事があって気になっていたので、
    割引セールだ!今だ!と全巻購入したものの
    謎はほぼ謎のまま(笑)
    共感を持てるキャラもあんまりいないし(特別な人達なので当たり前ですが。そして共感したい訳でもないです)、キャラが皆ものすごーく泣いてばかりなのでオーバーアクションのお芝居を見ているよう。

    ただ、美しい人達に美しい衣装、素晴らしい背景など見所は有り余るほど。
    私はこの先生の「秘密」の方が好きなので、長編よりも連作物の方がまとまって感じるだけかもしれません。
    ファンタジックなSF御伽噺、繊細な絵を楽しむにはもってこいだとは思います。
  • BIRDMEN

    田辺イエロウ

    スタイリッシュ!!
    ネタバレ
    2021年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙ジャケ買いで読み始めましたが、結局去年完結するまで買い続けて読み切りました。
    もう、物凄く絵がうまい!
    崩したギャグのシーンですら絵がうまい!

    少年漫画に有りがちなスタミナ、パワー系のバトルもありますが、スピード重視。
    風を切って流れる映像が目に浮かびます。
    ほんとそれくらい絵がうまい!

    少年たちがセラフとなり、人間味を失ってゆく表現も秀逸。あの目付き!!
    ☆-1なのは女の子キャラの皆さんが個人的にあまり魅力的に見えなかったのと、物語の大風呂敷に「拡げ過ぎでは?!」とヒヤヒヤしていたら割りとありきたりな所に着地して終息したからです。
    能力者が次々出現してもそれを活かしきれてないような気がしました。

    でも物語はとても面白く、説得力のある画面が臨場感をグイグイ裏打ちして、本当に引き込まれます。
    英司くんが明るく元気な主人公キャラではなく、ひねくれて頭キレてイケメンでもない子供の成長譚として描かれるのも好感。
    そもそもの鷹山くんは読者に感情移入される作られ方ではないし、標としてのアイコンでしょう。
    作者さんは女性なんですかね。少年漫画でここ持ってきたか!と感心するような視線でのセリフや角度があります。

    たくさんの方に読んで欲しいです。
    もう一度言います、
    とにかく絵がうまい!!!
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  • 片翼のラビリンス

    くまがい杏子

    大ゴマ多すぎ問題
    2021年9月27日
    タイムリープ、タイムスリップものが大好きなので全巻読んでしまいましたが…

    描き慣れて見易い絵、初々しい少女漫画感満載。
    でもとにかくキャラの外見が幼い!幼すぎます。
    唯一大人っぽく見える大翔くんの不自然な顎の尖り具合も気になる。
    皆さんすぐ真っ赤になって涙ぐんで、青春なのかオーバーアクションなのか…
    小学生くらいの女子を対象とした少女漫画なのかなとも思いましたが、それにしては内容が難解では?
    ずっとSF大好きな私が小学生の時に読んだとしても、この繰り返されるタイムリープとパラドックスを完全に理解できたとは思えません。

    キャラの行動も原因となる感情がいかにも弱い。
    えっこれだけの事で?!とも思いました。
    ラストまで行っても「なーんだ、これだけの話だったのか」と。
    太めで悩むヒロインは太って見えないし(漫画ではよくありますよね)ミニスカはくしビキニも着る。ほんとに悩んでんの?

    何よりも何よりも目について仕方なかったのがコマの大きさ。
    ヒロインが赤くなるだけのシーンでもぶち抜き、ヒーローが決めセリフ言おうもんなら見開き。
    全編平均で1ページ3コマ以下な気がします。
    (小さいスマホ読みには向いているかも??)

    結果、私個人に合わなかっただけなのですが、10巻買ってしまったのを大後悔しています。

    可愛い純粋な高校生の女の子が一途にイケメンに片想いして、その後波乱が!!ときめきも悩みもあり、全てを乗り越えてハピエンというドラマがお好きな方にオススメします。
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  • ミステリと言う勿れ

    田村由美

    おしゃべり探偵
    2021年9月10日
    面白いです。
    新刊が出る度に買ってしまいます。
    思わぬ雑学満載で余分な知識増えまくり笑

    ただ、ポヤポヤした絵柄が(整くんの髪の毛の事じゃないですよ!)単に私個人の好みではないので、色々気になりました。
    細部の描き込みに重きを置いていらっしゃる作家さんではないので(もちろん場面転換や背景はちゃんと解ります。それこそ才能)、
    骨格マニアとしましては登場人物全員の手が軍手のようだったり
    我路くんなどイケメン枠のキャラが2mはありそうな等身だったり、
    あとフニャフニャした癖字の書き込みがびっしり!!
    ↑この先生の他の作品でも多いので、整くんの会話劇じゃなくても吹き出しや効果音以外に手書き文字で表現なさるタイプかと思われます。
    本編に関係ないおまけページは全面手書きなので読む気なくしました…。

    今回は壮大な冒険活劇などではなく引き込まれる日常系ミステリという勿れ。
    そのストーリーテリングをこれからも楽しみにしています。
  • 優駿の門2020馬術

    やまさき拓味

    本日4巻発売!
    2021年6月18日
    門シリーズ、ついに馬術まで来たか!と楽しみに読んでいます。

    さっそく4巻を読んだ時点ではまだまだこれからと言う感じですが、大会に出る前の訓練の様子を見たかったなと思いました←少年スポーツ漫画で特訓の日々が軽く流されて、いきなり大会出場して凄い技を繰り出しているみたいな…。

    でもスムーズに勝ち進む訳ではないし、知らなかった競技の事を知る事ができるのは楽しいです。
    競馬では障害レースも見ますが、馬術の飛越ルールなんて全く無知だったので。
    しかも馬術馬は10歳過ぎてからが本番と聞いてそれぞれの道があるんだなと感心しました。
    競走馬を引退して種牡馬→誘導馬→馬術と転職している元G1馬を見ると、何億円も稼いだのにいつまで働かされるんだ!と義憤がこみあげたりもしますが…

    何よりこの先生は現漫画界随一かと思うほどお馬さんがお上手でいらして、本当に馬を愛していらっしゃるのが伝わってきます。
    リアルな美しい骨格、筋肉の躍動感は当然、馬がにこにこしている様子や悲しみに暮れる表情などの漫画的な表現も大好きです。
    もちろん完結まで読み続けますが、現時点で言える事は「源じィ長生きして!!」です。

    ここから余談
    昔、引退した競走馬に乗馬クラブのような所で偶然会った事がありました。友達のおじさんが仕事で配達に行く車に数人で便乗して電車賃を節約しようとしての事なので全くの偶然なんですが。

    その馬を友達のひとりは新馬戦からしつこく応援していましたが成績を残せず何となく見かけなくなってしまいました。
    割りと良血馬でしたがあの結果では種牡馬にはなれなかったので産駒に期待もできず。
    それが1年半後くらいに思いもよらない所で会って、よくある鹿毛で、流星も特徴的ではなく、せん馬になり、名前も体型(太目残り)も変わっていた彼を一目で見抜いた友達に私たちは腰を抜かしました(笑)

    びっくりした友達が小さな声で呼び掛けた現役時代の愛称に馬は反応し、泣き出した友達に馬もびっくりし、案内してくれた係の方もびっくりし、見ていた他の馬(まさに野次馬)もびっくりするというその場にいる全員がびっくりしているという状態になりました…。

    馬主の意向によりますが、ムーンのように新しい生き方を見つけられる馬が一頭でも増えてくれたらと願っています。
  • 東京心中

    トウテムポール

    おおお終わっちゃったあぁ!!
    ネタバレ
    2021年4月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 長い間ずーっと読んできたような気がするんですけど、もう終わり?!って感じで寂しいです。
    最初は年下わんこ攻めラブストーリーなのかなと思っていましたが、仕事、友人関係、果ては家族や生育歴まで含めて圧巻の纏めっぷりでした。
    そして生活(ライフという意味での)描写がナチュラル!
    季節の流れや心の動きも勿論ですが、宮坂くんがクールビューティー矢野さんにドキドキさせられたり泣きたい気持ちになったりするのが自然で、読者も追体験できるのではないでしょうか。
    ほんと初期の矢野さんの何を考えているのかわからない感じ、天然魔性(笑)
    宮坂くんが沼にはまっていくのがわかる(笑)
    最後の方は家族になっただけあって、情熱的な恋人というよりはとても穏やかな関係になっていますが、それも二人が共に過ごしてきた結果なので安心して見ていられるみたいな…
    物語が終わっても、詩さんの許で皆さんが楽しんで仕事していけたらなーと思っています。
    宮坂くんが逃走するきっかけになった会社なんて嫌気さしますもんね。


    そして最後に、ユカさん!大好きでした!!
    もうセリフもアクションもめっちゃ面白かったです!大酒飲みとして陰ながら応援しています。
  • 小木くんのなつやすみ

    こいかわ

    ヒリヒリする…
    ネタバレ
    2021年4月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんかもう、清潔?
    汚れてない感がすごいです。
    最近、恋する相手がどこかにハンディキャップを持つお話が増えてきたなーとは思っていましたが、それらのどの世界とも違います。
    (別にそういう作品も好きなんですけど)

    小木くんに背負わせるトランスジェンダーではなくヴェスタイト系の難しさ、
    そして自分の美しさを「見た事がない」田子くんの清廉。
    はっとするようないいシーンが差し挟まれ、その場面さえ田子くんは見ていない。
    暗い帰り道をひとりで行く田子くんを心配する小木くん、照明を点けずに部屋で待つ田子くんにやっと気づく小木くん、
    本当に田子くんが見えても見えてなくても関係なく好きになったんだなぁ…
    まさか田子くんがここまで真っ直ぐに進んで、生活を共にするまでになるとは思いませんでしたが、
    (夏休みどころか)
    これからも新刊楽しみにしています。
  • これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~

    青木祐子/森こさち

    大人気なんですねぇ
    2021年4月12日
    私には合わなかったようです。
    画力が低い訳ではありませんが、ガチャガチャと見苦しく、テンション爆上げエンドレスでうっぜぇ…と言うより煩わしいです。
    これを「明るくPOPなコメディ」と取るか否かは人それぞれ。
    これも大人気な原作は読んだ事すらないですが、この喧しい状態を文章で表現されていたとしたら畏怖さえ覚えます。
    半端にキチンとさんな主人公を筆頭に登場人物全員に好感が持てません(笑)
    どいつもこいつも可愛げなく、狡猾で、そしてうるさいんだよ!
  • へんなものみっけ!

    早良朋

    すごいロマン…!
    2021年4月12日
    無料期間に読み始めましたが、こりゃ続き買っちゃいますよね……
    初めは絵が拙い?とも思いましたが、丁寧で非常に好感度高いです。
    漫画としてわかりやすいキャラ、行動、難しく考えなくてもいい親しみやすさなど作家さんの博物館と研究員への愛情が全編に見られます。
    主人公の生真面目で細やかな心遣い、あの仕事ぶりはスーパーマンなのでは(笑)
    ナショナルジオグラフィックネイチャー系が好きな方にお勧めしたいです。
    可愛らしい絵柄ながら素晴らしい見せ場がぶっ込まれ、グッと来ると思います。
  • ハコヅメ~交番女子の逆襲~

    泰三子

    おっさんとゴリラまみれの警察
    2021年3月18日
    すっごい面白いです。
    よくある刑事もの漫画ではなく、リアル日常系ギャグ。
    正直、今まで警察関係に特に好意は持っていなかったものの(皆さんそうだと思うんですが)
    厳しい訓練に耐え、おっさんとゴリラの中で住民の生活を守ってくれてありがとう!と思えるようになります。
    失礼ながら絵が巧いとは言えませんし(人体のバランスとか、パースではない遠近法とか、そりゃもう基本的な所から)
    顔の描き方に水○しげる先生のニオイを感じるのは私だけ?
    擬音などの書き込みには使われていませんが、手書き文字が凄く綺麗。
    とにかく笑えるテンポの良さとキレッキレのツッコミ!セリフが素晴らしいんですよ!!
    全くネタ切れ感なく連載が続いていて感動です。
    いつも楽しみにしています。
  • 中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。

    志水アキ/京極夏彦/田村半蔵

    これでいいのか…
    2021年3月17日
    原作の京極堂シリーズも大好きなんですけど、ちょっと雰囲気違う日常系ですよね。
    志水アキ先生、流石のコミカライズ!
    ってか、これシリーズを読み込んでないと榎木津やら木場が出て来てもイマイチわかんないんじゃ…
    巻末おまけも私はめっちゃ面白かったですが。
    私は憑き物落としが好きなので、軽くなっちゃってっ!という気持ちもあります。
    でも十分面白いです。
    あの決め台詞も出て来ますよ!
    いいね
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  • ひばりの朝

    ヤマシタトモコ

    ヘヴィー過ぎるけど…
    ネタバレ
    2021年2月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 世の中にこういう女の子の存在がどれほど隠されているのでしょう。

    大人びた体型と無垢な心がアンバランスなひばりちゃん、本人が言う通り「何も悪くない」なのに、周囲のクソみたいな人々が彼女を追い詰めてゆく。
    腹の中が真っ黒なみちかちゃんや不審な行動が怖いお父さんよりも
    私は完ちゃんとお母さんが吐き気がするほど嫌なタイプだと思いました。
    ヤマシタ先生の表現の巧みさが凄いです。
    いつまでもオンナで、若い娘にオンナとしてマウント取ろうとしてくるお母さん、
    辛い目に遭って来た幼い娘に、或いは体の成長に困惑する娘に、
    かける言葉と態度があれでは本当に可哀想です。
    問題を全くはき違えている完ちゃん、自分の所に逃げてくるひばりちゃんに惚れられてるとか図太く勘違いするなど始めっからクソでしたが。
    彼がわざわざお父さんに不要な事を言いに行って(ここだけ何この行動力)、
    言うに事欠いてひばりちゃんに「謝っちゃえよ」って
    …はぁ?!
    私がひばりちゃんの立場なら殺意わきますね!
    こうやって皆のズレた言動でこの社会は回って行っている訳ですが、
    まさに
    解ってないなら口出すな!って感じです。

    暴力や育児放棄は勿論あってはならない事ですが、こうやって味方が誰ひとりいない子供が無理解によってじわじわ締められていくのは恐怖です。

    独白混じりの弱々しいセリフ回し、場面の切り替わり方、
    少しずつズレている嫌な奴の造形、
    何より不安定な心理描写がざわざわと迫ってきます。

    最後、今まで息を止めて耐え抜いたひばりちゃんがやっと重い枷から解き放たれます。
    クソふたりを残して。
  • 百と卍

    紗久楽さわ

    ィヨォッ!紗久楽屋っ!!
    ネタバレ
    2021年2月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久々にBLのレビューしたくなりました(いや、読んではいるんですけど)
    もう、待ってましたぁっ!!!って叫びたくなる目の付け所。

    郭ものが好きなんですけど、その更に裏の部分、陰間屋や江戸風俗をガッツリ取材なさって、惚れ惚れする出来映えです。
    幼気でいじらしく可愛いももちゃん(でも逞しい)、
    ゾッとするような色気、滴る伊達男っぷりの卍さん、
    人物造形も素晴らしいです。

    辛い過去や事件もあるけれど、基本的には激ラブほのぼので高い画力と繊細な表現力で安心して味わえる読みごたえ、
    月代や着流しを受け付けない方にもお勧めしたいくらい。
    BLエロ風味だけでなく細かな庶民の風俗も垣間見えて楽しいです。

    時折ユイジ先生フレーバーがありますが、それもまた良し!

    風に吹かれながらももちゃんが卍兄ィに微笑んで現在の幸福を告げる場面にはもう、射抜かれました。

    お互い出逢えて良かったねー!と心から祝福したい義兄弟の幸せをこれからも祈ります。
  • 僕らは恋がヘタすぎる

    橘えいこ

    ハイヒールが!!!!
    2020年12月26日
    なんだか凄く人気みたいなので読んでみました。
    新しい出逢いに絡めて、昔からの女同士の友情のお話から始まります。
    女なら「あー、あるある!」って思うような親友に対しての気持ち 、わかるかもです。
    でも!!
    私が何よりも何よりも気になって仕方なかったのが、靴!
    この作家さん、ハイヒール描くのが大好きみたいなんですが、描けてませんよッ!!
    どっから靴の踵が生えてんの!?
    バランスが謎すぎてこのハイヒールでは歩けないですよ!
    人間の足の形をどうお考えで?
    余りにも靴の描き方が凄すぎて、皆さんに人気のストーリーや他部分の画力が目に入らないほど…。
    好きこそものの上手なれ、ではない場合もあるんだなーと気付かせてくれる作品でした。
  • ふれなばおちん

    小田ゆうあ

    うーん…好みによる…
    ネタバレ
    2020年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料スタートで最後まで購入して読んでみましたが…。
    心が通じ合う大人の少女漫画という見方もできるのでしょうが、
    説得力に欠けるぅ!!!!
    そもそも主役カプの魅力が私にはわからない。
    周囲の女性が全員クラクラくるようないい男ですか、彼?
    そして私が男なら絶対夏ちゃんを好きにはならない!
    人間として好意は持つかもだけど、女としては見られません。
    そこは好みの問題でしょうが、自分よりも家族や他人の為にただただ家庭的で世話焼きの中年女性って
    そこまでそそるものですかね…
    美男美女に描いてくれたらまだしも、ガッツリ日常であのスタートでいきなり恋に落ちるとは…。
    そして最後、あの終わらせ方は不要では?
    あのラストがなかったら「まぁ、リアルに起こり得る事」とも言えたと思います。
  • 孤島の鬼 分冊版

    江戸川乱歩/naked ape

    台無しだああぁ!!!!(;´Д⊂)
    ネタバレ
    2020年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ほぼほぼ原作に忠実に進められています。
    乱歩マニアの私が彼の作品の中で最も好きなお話。
    でもね、
    秀ちゃんと吉ちゃんの文字通りの繋がり、あれが一番の要でしょ!
    鉄の枷なんて…
    なんでそこを変えたんですか?!
    漫画で描いてはいけない残酷さなら、着物で覆っておけば絵面的にもOKだったはずです。

    てか
    描けますよね…
    いくらでもエログロフリークスなりを表現してるコミックがありますもの…
    萩尾望都先生の名作「半神」をご覧…
    そして何よりも、個人的にこのお話のメインは秀ちゃんの雑記帳だと思うんですよ。
    外に出た事もない子供が他の人と違う状態や境遇に気付き、拙い文章で綴ってゆく…
    読者は初め何の事なのか意味不だけど、だんだんその「姿」が解ってくるゾクゾクした感じ、
    あれを漫画でどうやって表現するんだろう?!と期待しましたが
    せっかくの設定を活かしきれてないのは仕方ないかも…
    私が初めて原作を読んだのは忘れもしない小6の夏休み、止まらなくて怖くて怖くて徹夜して読了した第一の理由が秀ちゃんの雑記帳です。
    それほどまでに読者の想像力を掻き立てる物凄い表現方法でした。
    やっぱりコミカライズは向かなかったお話かも知れません。
    それでも★★★付けたのは、この画像化不可能!と思われた作品を選んだ心意気に対してです。
    ご立派。
  • ファンタジウム

    杉本亜未

    まさに魔法使い!!
    ネタバレ
    2020年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 目の付け所からして違う!!

    まず素晴らしい画力!
    堅いと言うか、派手ではない絵柄なんですけど、とっても見やすくてリアルです。
    更に良くんのショーの手さばきなんて絵が動いてるうぅ!

    そして人物造形が凄い。
    誰も彼も魅力的なのに嘘っぽくない。
    今は亡き龍五郎師から竹内サーカスの繋がり、クロスプロのクロタレの皆さん、五十嵐やらドクターやら、北條さんの御両親、
    どうやってここまで練り込んだんでしょうねぇ…

    見せ場を心得ていらして、グッとくるシーンが随所に散りばめられています。
    ディスレクシアの苦しみや良くんの御両親の歩みに感情移入して読んでいたら、
    御自身も障害を持つ事になった神谷先生と向かい合った良くんが電子辞書を駆使して書き取りをする場面なんて涙が出そうになりました。
    マジックはどれもこれも素晴らしいけれど、人間国宝の米寿祝いのスタートの切り方、これぞ掴んだ!って感じで感動しました。

    良くんは北條さんと出会えて本当に本当に人生が動きましたね。
    あんな身も心も健やかに真っ直ぐ育った北條さんだからこそ(そしてお金にも困ってない)、ここまで思い切った行動に出て良くんを救うのではなく掬い上げる事ができたんでしょう。

    途中で連載が中断して、その後ちょっとお話のフレーバーも変わって終わってしまったのはとても残念です。
    もっともっと延ばして欲しかったけれど、
    それを補って余りある大好きな作品です。

    感動ヒューマンドラマとも言えますが、めっちゃ面白いですよ!
    ソシオちゃんにハマる人が続出しそう!
    たくさんの人に読んで頂きたいです。
  • テセウスの船

    東元俊哉

    10巻の長さを感じさせない!
    ネタバレ
    2020年1月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前、3巻まで読んだ事があり、ものすごーく気になっていたんですが。
    タイムリープとかタイムスリップとか大好きなので。
    で、読み始めたらやっぱり止まらなくなって全巻買ってしまいました。
    犯罪や悲劇を防ぐ為に過去を変えようとするお話は珍しくないかもですが、
    なかなかないですよね加害者家族のその後を追うストーリー展開!
    世の中の事件では被害者側の家族の苦悩に焦点が当てられ(当然ですけどね)
    誰もが同情し、気の毒だ可哀想だと上っ面の心配をする事が多いでしょう。
    けれどよく考えれば加害者側の取り上げられ方だって悲惨なもの。
    悪い事をしたひどい奴の家族という見方で虐げられ、日常生活もままならなくなってきて…それが冤罪ともなれば本当に地獄だと思います。
    この物語の加害者側家族が無実を信じていられなくなってゆくのもまさに心の闇。
    -1にしたのは
    なんで霧でタイムスリップするんだ!お稲荷さんこじつけすぎる!などではなくて(笑)
    犯人が殺人にはまりこんでゆく過程が弱いのでは?と思ったからです。
    生まれながらのサイコキラーでは簡単すぎるでしょ?
    それでもこの疾走感、全くダレずに先を急がせる内容、面白かった!!
    読んでいる間、時間が経つのも忘れちゃってその意味でタイムスリップ(笑)
    お勧めです!
  • 今宵、桜は蜜の色~吉原恋歌~【マイクロ】

    成海柚希

    廓物愛読者を舐めんなよ
    2020年1月18日
    パクりじゃん…とレビューされている方全員に「いいね」付けておきましたとも!!
    吉原でも島原でも、遊女のお話が好きなのでよく読んでいますが
    時代交渉めっちゃくちゃ!とか花魁のヒエラルキーを何だと思ってんの?とか髷の結い方が間違ってる!とか以前に
    パクり過ぎでしょ…
    資料は他の花魁漫画を読んだだけですか?
    台詞や人物の名前まで丸パクりか!
    廓言葉も自分で訳せないなんて、どうしてこの題材を描こうと思ったんでしょう。
    ↑不自然ワード炸裂でびっくりします。

    遊女ものがお好きな方にはお勧めしません。全く。
  • サイソウラヴァーズ

    江唯みじ子

    絵が残念過ぎる…
    ネタバレ
    2020年1月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイムリープ物とか大好きなんですけど、
    ちょっと伏線回収が微妙かなとも思います。
    お話は面白い。
    導入部分からグイグイ来る。
    けれどこれでは「お前が殺した」ではないですよね?

    私は初め、繰り返し描かれている蓮さんのコントロールできない感情の暴走が事件を引き起こして、タイムリープの原因になったのかと思いました。
    でもこんなの不幸な事故なのでは…

    半端な謎解きも踏まえ、更に絵が台無しにしています。
    もっと腕を上げられてから挑むべきお話だったのでは?
    いや、面白い事は面白いんですけど…
    あー勿体ない。
  • 天の鳥 花の夢

    江平洋巳

    ファンタジー少女漫画夢物語?
    2020年1月3日
    不思議な雰囲気を楽しみたい方はどうぞ。

    あっ
    終わっちゃった("⌒∇⌒";)
    綺麗な絵だなーと思って読んだものの、そこまで巧くはありませんでした。
    どっかで読んだピースを繋ぎ合わせたかのような内容で、ほぼ予想通りに進みます。
    目新しさは皆無、他の漫画で見た事あるようなシーンや台詞の連続で
    ラストまで先が読めるっていうのは…

    シーモアさんの本棚機能を愛用しているので、
    買ったけど読む時間がなくて楽しみに寝かせておく作品の本棚に入れてあったんですが、
    読んだからには移動させます。
    私にとっては
    ずーっと「お気に入り、繰り返し読むだろう」本棚に入れる物語にはなりませんでした。

    ただ、繊細な絵柄や少女漫画らしい行動はきっちり表現されていますので、
    もう一度言いますが雰囲気を楽しむにはいいと思います。
  • 黒白

    とりのなん子

    すんごい力作です
    2020年1月3日
    これ、好きな人にはたまらんでしょうな(笑)
    暗い御伽噺をどんより重い雰囲気で味付けして、民俗学ファンタジーと絡めてあります。

    先読みの夢にも見られる伏線、村人達の軽ーい感じの雑談ですら後々生きてくる!!
    神楽刈家のくだりなんて、超現実的なお役所側から攻めて行ってすら怖い!!

    私が相貌失認なんて症状を初めて知ったのは京極夏彦先生の御本なんですけど、そのネタがフルに活かされてゾワゾワするような使われ方です。

    何もかも凝っていて、語り部として一瞬登場する村のおばあさんですら悪夢に誘うような…
    どのキャラも凄い存在感です。
    「こちら側」の住人であるみゆきさんですら非常識の絶壁に立ち、ふわふわして頼りない主人公は呼び寄せられ…

    山、神秘、土地神、盲目の巫女(イタコではなく…)、先祖代々の山、受け継がれる血脈、
    そういうワードが引っ掛かる方は是非読んでみて下さい。
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  • 鉄楽レトラ

    佐原ミズ

    買ってあったのを思い出して
    ネタバレ
    2019年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一気読みしました。
    初め数巻を読んで、その後は新刊が出る度に買っていたんですが
    完結しても読まずに寝かせてありました。
    そう、引きがイマイチ弱い。
    次!次どうなるの!?待ちきれない!!
    って感じではなかったですね。

    でも
    嫌な奴もたっぷり(特に女)出てくる群像劇、見応えあります。
    線がスイスイ流れるような達者な絵柄なのに、見辛い部分もあり、
    背景の描き分け微妙なところも。
    女性のカールした髪がロールパンのようだったり(笑)←それは表現の自由ですが

    フラメンコ自体を舞踊として掘り下げてはいません。
    ダンスとしての上達やスポ根を期待される方は肩透かし喰らうかもですね。
    除け者少年3人組(笑)が、演奏、歌唱、舞踊のパートを受け持ってそれぞれに意味を掴んでゆく、
    それに鉄宇くんのほのか───な恋愛と取り替えた靴が絡みます。
    きっちり纏めていい終わり方だと思いますが、最後のスタジオライヴを丸ごとカットなんて思いきった事なさいましたね……

    そして何よりあんな引っ込み思案というか内省的だった藤本さんが試合中に鉄宇君に自分からあんな事するなんて
    キャラ変わりすぎでしょう。

    それも含めてなんですけど、出てくる人々ほとんどが「上品」という印象を受けました。
    嫌な行動をする奴はいますが根っから腐りきった人間が出てこないのでハッピーエンドに向けて安心して読めると思います。
    いいね
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  • ちいさこの庭

    小玉ユキ

    1巻完結ですかあぁ(つд;)
    ネタバレ
    2019年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いいお話でした!
    しっかりした硬めの線で乱れる事なく紡がれる時の流れ、涙が出てきました。
    全部のお話が繋がっているので、是非最後まで読んでいただきたいです。
    大昔、私が幼い頃に読んだコロボックルやガリバー旅行記を連想させますが、
    (若い方々にはアリエッティでしょうか)
    「子供にだけ見える」のではない設定も凄い。
    最後話、泣かせました。
    あなたがちいさこを広めたんですね!
  • 悪魔の花嫁 最終章

    あしべゆうほ/池田悦子

    ええぇ……
    ネタバレ
    2019年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最終章ですか……
    小学生の頃に初めて読んだ悪魔の花嫁はもっとテンポよく美しくインパクトあったんですけどねぇ……
    そもそも旧悪魔ですら、
    「どう終わったんだろう!?」
    と思っていたのに
    変わりなく再開しているようです。

    そして最近になって続編を発表されるほとんどの大御所と同じく、
    激しい衰えを感じて辛いです。

    3ページで済む内容を10ページくらい使って描かれ、間延び感すごい。
    キメの魅せゴマ見開きではなく、ここで大コマ必要!?という感じの余白の浪費。
    何十ページも進んで、話が全然進んでいない!
    更には先が読める!
    残念です。

    原作のあるお話なので、絵柄ばかりを責められませんが
    大昔に感心した少女漫画らしいきらびやかさ、あの画力、濃密なストーリー展開、
    今の私には見つけられませんでした。
    あしべゆうほ先生の独特な横顔の唇の描き方は健在かな……
  • 横浜迷宮

    よしまさこ

    勧めまくりたいです!!
    2019年3月4日
    現在1巻無料です。
    読んでみたら面白いのなんの!
    不思議系とかパラレルとか好きな方、絶対2巻も読んだ方がいいですよ!
    オムニバスっぽい短編集かと思いましたが、全てのお話がリンクしています。
    全編に通じる登場人物、ヒロインの命名センスも素敵。


    私は「アリーナの二人」がとても好きです。
    私は若い頃バンギャでしたが(昔はグルーピーと言われた)
    これはアイドル、「懐かしのあの人は今」なスタートで一瞬の出逢いから枝分かれする未来が描かれています。
    (勿論このお話も後に続きます)

    あの時こうすれば良かった、あの時こちらを選んでいたら今頃どうなっていたかな、
    そんなふうに過去を振り返る事は誰にでもあると思うんですよ。
    誰しもに訪れる人生の分岐点を横浜の街並みとランドマークが彩ります。
    もっともっと続きが読みたい気がしました。

    そしてまさかの太丸先生の回があるとは思いませんでした(笑)
    ↑いいお話でした!!
  • 新ブラックジャックによろしく

    佐藤秀峰

    顔が気持ち悪い……
    2019年1月30日
    私だけでしょうか
    顔の描き方が時々「ジャングルの王者○ーちゃん」を思い出すんですけど…
    この先生、絵柄変わりましたよね…

    でも
    知りたかった事がたくさん!

    私は脳死になったら臓器提供する気満々で、いつも提供カードを持ち歩いているんですが
    どういうふうに検査されて(脳死のはっきりした診断)
    どうやって必要とする人に渡っていくんだろうと気になっていました。
    まあ私の臓器なんて使えないかもですが。

    私は角膜も骨髄も全部登録してあるんですけど、この作品を読んで、
    色々自信がなくなりましたね(笑)

    生体肝移植とか骨髄移植はドナーになる方も体を整えておかなければならないので
    こんな傷んだ肝臓よこしやがって!とがっかりされないようにしなきゃダメだな…

    私の皮膚移植はタトゥーだらけなので引き取り手がなさそうだし、
    受けとる側の気持ちも勿論ですが、差し出す私達の心構えが何より固めておかなけばならない事なんだろうなと思いました。

    あっ、作品の感想ですか!?

    リアルな移植現場を覗く事ができてとても良かったですが、
    のらくら逃げ回って来るもの拒まずな性格なのに
    他の女に頑固に腎臓あげようとするような彼氏は闇深すぎて嫌ですね!!!!
  • 裁判長!ここは懲役4年でどうすか

    松橋犬輔/北尾トロ

    ★4でどうすか!
    2019年1月30日
    面白かったです!
    止まらなくなって全巻読破してしまいました。

    主人公がまさに「傍聴人」なのも面白い。
    被疑者は勿論のこと、裁判官や弁護人、
    まわりの傍聴仲間の事まで詳細に描かれているのに
    主人公の生活や家族や人となりがほとんど出てこない(笑)

    裁判を追いかけるオムニバスみたいなものかと思っていたら、検察官や傍聴仲間を掘り下げて描く回もあり、飽きませんでした。
    こんなふうに攻めていくんだ!?とか、色んな犯罪があるんだなーと変な感心したり。

    私は昔、ニュースで見かけて「おおっ!いい男!」と目を引いた美青年が実は殺人犯だったので愕然とした事がありましたが(笑)、
    彼の内面を追求した裁判物も読んでみたいなと思いました。
    もう10年以上前に死刑になってますけどね…。

    このシリーズは他の作品も読んでみたいと思っています。
    えーっ?
    これもうちょっと表現の仕方が…と思う所もあったので、
    -★1でどうすか!
    いいね
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  • 響~小説家になる方法~

    柳本光晴

    左側の本棚行きかな…
    2019年1月30日
    いくら大賞作品だって、好みは人それぞれ。
    絵はあんまり巧くありません。バランスも構図も微妙。
    サブタイトルも胡散臭い。
    なのに、ちょっと読んでみよー!と思ったのは、
    ★1採点のレビュアーの皆様が異様に多かったから(笑)。
    しかもレビューした作品がこの一作だけ!って方が本当に多い!
    普段は読んで楽しんでいらっしゃるのみの方々が最低点付けてレビューせずにはいられないってどんなの!?
    と興味を引かれてしまいました。

    で、
    よく解りました(((・▽・;)
    ヒロインがまるで一昔前の少年漫画の粗暴キャラのよう。
    無意識にでも我を通さずにはいられず、極端な言動しか取れず、なのに周囲に愛され上手くやっていく。

    内容が全く読み取れない才能が周囲を黙らせる。
    作者が表現したかったのは「天才」ってやつですか?
    作者にとっての「天才」ってトラブルメイカーですか?

    とにかくこんなに好感持てない主人公も珍しい。

    困ったちゃんでも周囲に助けられる憎めない人柄の人だっているでしょうけど、憎めないどころか!

    レビューは両極端に割れているようですし、世間的には大人気ですし、私が劇中絶賛される「この世界観!!」に従いていけないだけかも。
  • みつめさんは今日も完食

    山崎童々/ツレヅレハナコ

    おいしそうだけど…
    2018年7月26日
    食べ物の描写はおいしそう、お店も雰囲気ある、
    でも
    ここまでの擬人化は必要ですか?

    食材やお料理が人の姿を借りて蘊蓄垂れ流すの、たっくさーん他コミックで表現されてますよね?
    もう見飽きました。

    絵は達者で描き澱んでいる風はないですが、お話も特筆すべきもの無く、
    目新しくもなく。

    そして何よりお行儀悪すぎます。
    みつめさん、ほぼ全食で手皿してる❕❕
    なんでグルメ系コミックでマナー違反!?
    迎え舌に匹敵するほど、してはいけない仕草です。
    ここまで描き上がるまでに誰か止めなかったのかな…
  • セクシー田中さん

    芦原妃名子

    ドラマ化見据えてる??
    2018年7月23日
    立ち読み増量にひっかかり(笑)、
    この先生の作品は他も読んだ事があったので手堅いと思って
    結局買ってしまいました。

    ありがちで解りやすいお話です。
    誰ひとりとして
    「こんな人いないよ絶対!」
    ってキャラが出てこない。

    現実の役者さんが演じられそうなのと、話題を呼びそうなので
    私はテレビを全く見ませんが、
    映像化しそうな作品だなーと思いました。

    にしては話の進みがやたら遅いんですが…


    田中さんがかっこいいのは勿論の事、
    主人公のありがち派遣OLが秀逸!

    自分の若さや容姿を利用して勝ち上がって行く女の子は珍しくないですが、
    将来の不安や若さの価値、めっちゃ色々考えて動いています。

    そして田中さんのストーカーになるほど好意を持ってしまうのが微笑ましいです( *´艸`)

    まだ1巻しか出ていないので、これからどう転がっていくのか楽しみです。

    サバランの三好さん、いい味出してます!
  • 残酷な神が支配する

    萩尾望都

    萩尾先生こそが神では…
    ネタバレ
    2018年6月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まずタイトルからして他の追随を許さない。

    私個人は
    この先生の真骨頂をSFだと思っていますが、この現代劇の表現方法にも取り入れられて目を見張ります(特にジェルミの心象風景など)

    お語は重く重く、最愛の母に生贄として差し出される少年ジェルミが壊れてゆくさま、
    彼の内面と、それを追う美貌の義兄イアンの情動が中心になりますが
    まさに破壊、崩落、再生の物語。

    その流れを季節や日常風景を交えて
    繊細で叙情的な美しい絵が彩ります。

    本当に、比肩するもの見当たらずと言う感じの画力。
    最近他の大御所先生が絵の劣化で叩かれまくっているのに
    (私も叩いてますが…)
    全くの衰え知らずって何なんですかね。

    その最高峰の筆致で描かれる
    生き生きと活動的なボストンでの生活と
    イギリス郊外の深い森の奥で貴族の館のようなお屋敷に捕らわれる日々、
    時代さえ遡行したかのような対比が凄いです。

    おっとりと少女のように可憐な母親、サンドラのファッションも
    童話の世界のよう。
    その彼女が保身と欲望の為に息子を裏切るのは余計に恐ろしさを際立たせます。

    これほど重厚なお話なので登場人物も多いのですが
    (キャラという名詞が似合わない。登場人物です)
    それぞれに物語があり、背負うものもリアル。
    そう、リアルなんですよね。
    こんなヘヴィーな内容なのに。
    さすがの熟練、匠の技とカルマです。


    ジャンルは少女漫画にもBLにもヒューマンドラマにも括りにくく、そのどれもに当てはまるように思います。

    私はプラチナブロンドのイケメン義兄イアンが好きなんですが、
    余りに真っ当で健康的で(心が)
    普通過ぎるように見えて来てました。
    ジェルミがアビーと呼ばれる中で出逢った人々の中では
    双子がとても印象的でした。

    この重さをじっくり味わいたい、どっぷり侵食されたい人に読んで頂きたいです。
    ☆5では足りません。
  • ナギと嵐

    もんでんあきこ

    取りこぼし無し!
    ネタバレ
    2018年5月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ さすが!画力高過ぎ!
    とにかく絵がものすごーく巧みでいらっしゃる。
    無料分読み出したら予想外の方向に転がりそうだったので期待をこめて全巻読みました。

    キャラは生き生き(死霊出るけど)、お話もよく練られ、
    たくさんの伏線がひとつもこぼされずに回収されてゆくのはスッキリ感満載です。

    これ、大事だと思うんですよねぇ……
    悪く言えばまとまりすぎ、って所でしょうか。
    でも
    「あれ?あれはどうなったの?」「なんか自分読み逃してた!?」
    という部分がたくさん出てくる不完全燃焼な読後感は気持ちよくないですよね。
    このお話はその辺完璧だと思います。

    お話の主人公、いや語り部?(笑)の哲司くんをヒーローに据えたチョイスも、もうすっごく素敵。
    これほどまでに闇深く謎にまみれた育ちの凪ちゃんが
    有りがち爽やかなクラスメイトとか、優しくしてくれるバイト先の先輩とかを好きになって、両想い❤なーんて不自然過ぎますもんね。
    つらい生い立ちと純粋な魂を併せ持つ哲司くんこそが凪ちゃんを浄化して導いてくれる天使のようです。
    (嵐の立場は一体…)

    悪霊とのバトル的な面で見れば、少し少年漫画テイストもあるかもですが、
    流れの折り畳み方?って言うんですかね、
    3巻という長過ぎないラストまでに綺麗にまとめられた職人芸をご覧ください。
    あっ、でも詰め込み過ぎな感じではないですよ!
  • アンコールが3回

    くらもちふさこ

    色々思い起こさせます…
    ネタバレ
    2018年5月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 35年くらい前のお話です。
    連載中も読んでいたので懐かしくなりましたが、色褪せてなくてびっくりしちゃいました。
    ようこちゃんはネオアイドルの女王と呼ばれていますが、ロック色が強い感じ。
    当時はマドンナが出て来た頃で、ラバーブレスに編みタイツのレギンス(スパッツって言われてた笑)、指なしグローブ、そしてへそ出しルックなんて微妙な言い方が流行った頃で、私も腹出してました(笑)

    日本ではソロアイドル全盛期くらい、海外との差が激しくて、マドンナヘアのようこちゃんは本当にファッショナブルに見えました。


    絵がとにかく上手い!
    そして間の取り方、際立つ台詞と感情、キャラも全員キレッキレ✨
    デビューする為に結婚とか有り得ないお伽噺なんですが、
    不破くんと出会う前からもようこちゃんは強気で美人で魅力的な声を持って、普通の女子高生ではなかったのが見てとれます。
    トップ獲る人間は元から違う!って感じです。

    皆様のレビューを拝見しましたが、やっぱり誰もが不破くんなんですね〰(;^∀^)
    一言もヒロとかケンちゃんとか出てこないもん(笑)


    当時バンギャだった私(昔はグルーピーって言われてました)及び私の周辺は
    とにかく麗太!麗太!麗太!!でした(笑)
    だって麗太に関わるめい子さん(なんと本編には名前すら出ない!)の事まで好きでしたからね。
    バックステージパス、ツアーに従いて行く、バンドマンに喰われるステイタス、あるあるでした。

    若い方が読んでもこの大人数アイドルの時代にピンと来ないかもです。
    でも今見てもおしゃれな所はあるし、好きな人への気持ちは時代が変わっても不変ですもんね。
    ようこちゃんの家庭問題や新人ライバル、さっちゃんの存在など重い棘も随所に散りばめられて
    ただの芸能界ファンタジーではないと思います。
    オススメです。
  • 坂道のアポロン

    小玉ユキ

    音が聴こえてくる!
    ネタバレ
    2018年3月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まさかこんな大作になるとは…!!

    初めは長崎弁に痺れてしまい(笑)、青春群像劇だと思って楽しみに読んでいました。

    孤立しがちな薫くんに仲間ができ、仄かな初恋、ジャズへの深入り
    …とサウンドオブミュージック封切りや学生デモなど50年くらい前の風俗を交えながら進んでいき、
    どんどんへヴィーなネタが増えてきて、7、8巻なんて涙、涙です。


    絵柄は余分な線がなく、すっきりしてとても見やすいですが、風景が語りますよー!
    ここぞというポイントで描かれる坂道、年数の経過、それぞれに歩いてゆく(或いは突き進んでゆく)人物たち、
    9巻という長丁場ですが中弛みなし!
    これだけの巻数が必要だったんだと解ります。
    ただの青春ものではありません。
    読了後は濃密な映画を見終わったように溜め息が出るでしょう。

    あっ、映画化なんだってね?
    私は見ませんが、映像化向きの作品だとは思います。
    映像で見なくても画面からコルトレーンやサラ・ヴォーン(鳩だけど)が聴こえてきますよ。


    個人的には百合香さんの恋に大注目でした。
    高校生の暴走みたいな激しい情熱を受け止めて、しかもそこまで大切にしてくれていたなんて、
    上京列車のシーン、感動しちゃいました。
  • 貧乏姉妹物語

    かずといずみ

    清貧ファンタジー?
    2018年3月20日
    見やすい絵とNHK的清らかな貧しい姉妹のお話です。
    とにかく有り得ない!
    中学生と小学生が二人きりで生活する事は置いといて、
    姉妹愛が、もうファンタジー(笑)
    お互いを思いやり、いつも相手の事を考えて
    清く正しく生きていきます。


    私はどす黒い奴なので(笑)、自分がお姉ちゃんだったら
    妹を
    「あんたがいるせいで!私は中学生なのに働き続けてあんたの世話をしなくちゃならないでしょ!」
    って排除しそうなんですよ。
    別にコミックにリアリティーを求めてはいませんが、
    ここまで大胆な設定ながら
    全くの日常、小さな出来事、姉妹の気持ちを追いかける四季徒然
    といった感じで、
    私個人はものすごーく面白くなかったです。
    心が汚れているからだ……

    清らか、ほのぼの、道徳、などがお好きな方は楽しめると思います。
  • ボクラノキセキ【イラスト特典付】

    久米田夏緒

    画力が追い付いていない…
    2018年3月18日
    こんなに面白い物語なのに、もったいない!
    もっと腕を上げてから描くべきだったのでは!?

    と初めは思いました。
    バランスおかしい、頭が大きく腕が短い、なのに女性の胸だけ巨乳、
    人物の描き分けが全くできていない、
    髪型すら、ほぼ全員が似たようなギザギザした感じ、
    この体勢でこの位置に衣服のシワはできるまい!
    など

    細かい事を言い出したらキリがないんですけど。


    巻が進むにつれて徐々に巧くなっていかれています。


    ここ数年ありがちな転生ものかなと思ったんですが、設定が面白くて飽きません。
    同級生同士の腹の探り合い、小出しに明かされる謎、
    ベロニカ王女に向けての忠誠心、
    でも!!
    ああああ絵が巧かったらなぁ!o(T◇T o)


    物語は絶賛してしまいましたが、次々に読みたくなる面白さは本当です。
    ただ、長いので(現在17巻)完結まで見届けたら
    結局は選民意識と剣と魔法の異世界ストーリー、
    うっ…中二病ファンタジー!?とショックを受けるかも知れません。
  • さんかく窓の外側は夜

    ヤマシタトモコ

    天才かよ!!
    2018年3月4日
    もう物凄く怖いです((( ;゚Д゚)))

    絶叫ホラーではなく、日常に潜む恐怖。
    死霊が出てきて血まみれ、ってのもアリですけど、
    それよりも
    じわじわ恐ろしい、生理的に鳥肌が立つ恐怖。
    不快。
    キモい、ではなく気色悪い。

    誰も信じられなくなる。

    どうしたらこの怖さを正確にお伝えできるんだろう。


    この先生は目の付け所がナイスというか、私は「公民館便り」とか面白いと思っていたんですが…

    この端正で静かな画だからこそ、人間の源に潜在する怯えと畏れが際立ちます。

    姿を現すまで得体の知れない不安を煽るヒウラエリカを筆頭として
    三角くんに関わる人達は底知れぬ闇を持っています。

    インチキ占い師が明朗活発でいい人っぽく振る舞っているのも裏を勘繰ってしまうほど(笑)


    そして
    独占欲、束縛が狂気を孕んでがんじがらめにされてゆく流れも色んな意味で怖い。

    クーポンがあったので現在配信中の全巻読めてラッキーでした。
    一読の価値大有りです!
  • これは愛じゃないので、よろしく

    湯木のじん

    可愛らしい少女漫画です
    2018年3月4日
    落ち着いて読める感じの安定少女漫画。
    絵柄もとても可愛いですが、表情がね…

    無表情って言うんじゃなくて、動きが無い。
    キレて怒鳴ってるはずのシーンの表情も単に少し口あけて、びっくりしてる程度の顔してる。
    結構大胆な行動に出ても、
    あれっ今その顔?って時があります。

    心を秘めて、顔に出ないようにして、という雰囲気でもなく。

    お話も可愛らしいです。
    ただ、ダイアナ持たせ過ぎでしょ(笑)

    安心して読みたい方向けだと思います。
    いいね
    0件
  • セツナフリック

    今井大輔

    ありそうな未来
    2018年3月1日
    近未来SF連作短編といった所でしょうか。
    噂を聞いて(笑)読んでみたいと思っていた作品の配信です。

    連作といっても現時点では登場キャラの繋がりはなく、
    スマホやタブのような端末を駆使して生活する人々が描かれます。

    なるほど便利そう!そして少し怖い。
    自分の運を数値で見られるお話がスタートでしたが、
    3話め、母子家庭での極限近くまで便利な親子の対話、
    でも欲しい事は昔から変わらず…
    という内容は複雑な気分にさせられました。
    猫語翻訳はしてみたいですけど(笑)

    絵柄は地味、薄い、でも巧みだと思います。
    ただ、顔の描き分けはできていても、
    各話主人公の女性の髪型が似通ってる!


    こんなのいくらでも工夫できるのに…
    顔を見たら、名前見る前に別人なのは理解できますが、
    それともわざと似せているのでしょうかね……

    ほんのり未来のお話が好きな方にお勧めだと思います。
  • はたらく細胞

    清水茜

    圧倒的画力が見せる擬人化
    ネタバレ
    2018年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いやもう、こんなに続巻するとは思いもよりませんでしたが、
    初めっから大好きです(笑)


    まさにタイトルの通り、細胞たちが人体で「仕事」として
    役目を果たしています。

    ごちゃごちゃ細かい背景など、見難い部分もありますが
    それこそが醍醐味!!

    どれひとつとして見逃せませんよ!
    体内マップや横断幕、道案内、標識、随所に笑える所と なるほど感満載です。

    スギアレルゲンの「くしゃみ1号」なんて声を出して笑ってしまうほどでしたが、
    2巻の癌細胞との闘いは
    あー、そうだよね、細菌が体を侵すんじゃなくて
    細胞のシステムエラーだもんね

    ものすごーく納得してしまいました。


    それにしても何てハイレベルな筆致なんでしょう!!
    キャラ造形も素晴らしい!
    この内容で絵が下手だったら致命的ですもんね。
    稀に見る最高峰の画力にぴったりの作品世界だと思います。

    サブカル好きな方はとても楽しんで読めますよ。
    ジャンルはサイエンスお笑い?(笑)

    普段
    雑に扱っている自分の体も頑張ってくれてるんだなぁと感謝の気持ちすら湧きます。

    人体の不思議にようこそ(*´▽`)
  • たそがれたかこ

    入江喜和

    地味、日常、でも
    2018年2月26日
    めっちゃ日常漫画です。
    私はこの作家さんの「おかめ」、イライラして大嫌いだったんですが(笑)、
    この作品は全巻読破しちゃいましたね。

    何事も起こらない地味な日常生活、でもたかこさんの中では結構な大事件が次々起こります。
    こうやって主人公が変わっていくのは
    他の作家さんですが「その女、ジルバ」に似てる。
    絵柄がヘタレ感あるところも似てる(笑)

    でもこちらの方が、よりリアルです。
    私はたかこさんより歳上で、今月50歳になった途端にシーモアのレビュアー表示が「50代」になってて感心したんですが(笑)、
    日常の繰り返しの大変さ、母や娘の事、
    元旦那との関わりなど(私も離婚してるので。今は再婚してますが)
    身につまされますね。

    そしてたかこさんに比べたら
    私ってなんて派手なババァなんだろう!と愕然としました。
    てか、年齢設定の割には主人公、老けさせ過ぎでは?

    でも老けていたからこそ、新しい音楽との出会いやオミくんとの親しさがたかこさんを変えていく大きな理由になったのかも。

    ライヴのシーン、昔を思い出して涙が出そうでした。
    どっぷり生活に沈んでいたたかこさんが一歩踏み出す象徴として
    その行動力は立派です。暴走とも言う?


    多くの人が通る道、
    結婚生活や子育て、老いた親、
    でもその中でキラキラ光る小さな砂粒みたいなものを発見した心の動きなどは
    とても頷けます。
    それが眩しく輝く宝石になってゆく様子も。


    私だったらオミくんには何も言いませんけどね…
    率直にキモくないですか?
    少女漫画でよくある「このままの関係を壊したくない!」ってやつでしょ。

    若い方には実感が遠すぎて共感できないお話だとは思いますが、
    アラフィフにはあるある過ぎて読むのが辛いかな?

    それでも
    読んだ甲斐あったな!と思える日常の微かな再生の物語でした。
  • 初めて恋をした日に読む話

    持田あき

    4巻時点の感想と14巻まで読んだ追記
    ネタバレ
    2018年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 配信中の4巻まで買ってしまいました。
    お話は有りがち。
    有りがちな理由でワルくなっちゃった元優等生の男の子が
    主人公ずんこ先生(三十路、根深い家庭問題持ち)と出逢って
    化学反応のように向きを替えて東大受験に走り出します。
    ずんこ先生、色々こじらせてます!
    そして誰しもが少しは思い当たる母親との確執、
    思春期にのし掛かる期待の重さ、
    今こうなってしまった自分の遠因。

    絵柄は繊細、ただ安定は余りしてないように思います。
    バランスが微妙とか描き分けがちょっと…とかはあります。骨格もおかしいし。
    動きのないイラストというか、髪を描くのが好きな作家さんなんだなーという印象。
    遅筆だと書いてらしたので
    だろうよ!と思いました(笑)、ミュシャみたいなんだもん。
    そしておまけページが出色なので、
    今まで本編しか読んでなかった方には是非とも見逃さないで頂きたいです!!

    ↑ここまで2018年2月26日
    ───────────────────────
    ↓ここから2022年2月4日
    14巻まで読みました。
    ☆減らします。

    新刊が出る度に買ってはいたのですが読んでなかったので。
    まさかここまで話が進んでないとは思いませんでした。
    今までおまけページが面白かったけど、こうも内輪話ばっかり続くと邪魔になってくる!
    作者さんの担当ネタなんて個人的には心からどうでもいいです。
    他の作家さんで内輪ネタをおまけに入れている方もいらっしゃいますが、それは本編に物凄い勢いがあるからこそ面白いんですよ。

    更にどうしてこんなに番外編が多いんでしょう。
    しかも本編でさえ番外編と変わらずちょこちょこ過去を掘り起こして、取って付けたようなエピソードを水増しして拡げている感じです。

    前回骨格がおかしいとレビューしましたが、変な位置の乳/房、手足の指も謎(頻繁に裸足が出て来るのに)、斜め横顔の顎の線は耳まで直線な時有り。
    おまけに順子先生が横に立つ彼女の軽自動車?、バスかよ…と声が出ました。比率どうなの…
    それはアシスタントさんのミスかもですが、元の指示からそんな状態だったのかもしれません。
    雅志のレクサスにDQNが載ってる描写もフロントガラスに浮いていたしね。

    ゆっくり進むラブストーリーが好きとか髪の毛の絵が見たい方はいいでしょう。
    私はお話の進まなさは勿論、丁寧だけど上手くはない絵柄にストレス溜まります。
  • 僕らはみんな死んでいる♪

    きら

    長すぎるんでは……
    2018年2月26日
    全巻買ってしまいました、読み始めたら面白かったので。

    でも読み終わっての感想は
    「えっコレ10巻いる!?」
    って感じでしたね。

    オリジナリティあるシチュエーションで始まりましたが
    今考えれば不要に思えるエピいっぱい、
    ただでさえキャラが多すぎて収集つかないのに
    ひとりひとりの成り立ちが全て想定内と言うか…

    そして結局ここに収まるのかという脱力感。

    完結の仕方がネタバレしているのに、それまでの流れを見るつもりで読む!という割り切った楽しみ方をしないと時間がもったいないかもですね。

    期待しすぎたんでしょうね、長さと内容の釣り合わなさにがっかりです。
  • 女の欲望 百物語

    森田智

    いい裏切りです
    2018年2月25日
    この作者さんはBar白色天が抜きん出ていると思っていました。
    今もそれは変わらず。
    でも、まるで低級レディコミみたいに見えたこのタイトル、同時収録の短編が予想外に面白かったです!
    いそうな女性、ありそうな情景、なかなかなさそうな感情の流れ。
    絵柄は個人的に好みではないのですが、興味深いと思います。
    いいね
    0件
  • BEASTARS

    板垣巴留

    個人的に本年度最優秀賞!
    ネタバレ
    2017年10月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元々ケモミミ系とか動物属性系とかが余り好きではなく、食指が動かないタイプのお話かなーと思っていましたが、読んでみたら全然違いました。
    ファンタジーっぽくケモノの耳が付いてるのではなく、まさに獣(笑)
    リア充ならぬリア獣です。
    初めは巧みとは言えない画に見えますが、どっぷりハマるストーリーテラーっぷり!
    サスペンスな幕開けから学校生活、思春期の揺れる心、抗えない本能、そしてこの世界の成り立ちとみるみるお話が広がってぐいぐい引き込まれます。
    あっという間に現在配信中の5巻まで買ってしまいました。

    こんなに早く次が読みたいと思ったコミックは久しぶりです。
    登場動物全員が魅力的なのは勿論、単に人間で「こういう人いるよね~」の上に種族の生態を絡めて納得の心理描写だと思います。
    ルイ先輩のシシ組でのセリフに泣きそうになったのは私だけではないはず!
    新刊、楽しみです。
  • おひとりさま出産

    七尾ゆず

    ハイテンションおひとりさま!
    2017年5月12日
    いいじゃないですか、納得ずくで未婚の出産。
    いくらミウラさんがカスでクズであろうと、
    「この男の子供が産みたい!」
    なんて本能に突き動かされるような気持ちって、どこか羨ましくもあります。


    私も含めてですが、ほとんどの人が この国で子供を産み育てていくには婚姻関係があった方がいい、父親がいた方がいい、
    子供の為に!!とか大義名分を背負って結婚→出産していると思うんですよ。

    でも、人それぞれですもんね。
    自分の論理を他人に押し付けて「それは幸せではない」とか説教たれるのは非常に見苦しい事。
    これが作者さんの幸せなんだと思います。
    これからも体に気を付けて頑張ってほしいものです。


    余談ですが、ミウラさんは桜木さゆみ先生のカス彼氏、中野さん系列ですねぇ(笑)
    後先考えないアグレッシブな所はミウラさんが遥かに上回りますが……
  • ボールルームへようこそ

    竹内友

    まるで動画のよう……
    2017年2月6日
    描き慣れて滑るような筆致で躍動感溢れる画面です。

    試合場面になるとパートナー達の凝った衣装も楽しいですよ。
    動きを見せる為に裁断されて、しかも伸縮性に富むきらびやかな布地なのが絵から解るほどです。

    皆様のレビューを拝見しましたが、
    「体のラインがおかしい」
    って、そうですかね??

    私は無理なく綺麗だと思いました。
    (そりゃスタイルはいいけど)

    振りでバッ!と腕が伸びるくらいの表現はアリだと思われますし、むしろ勢いが付いて見えます。

    華やかですがスポ根、
    気弱で生真面目ないじめられっ子が前進していく
    「はじめの●歩」のダンサー版?(笑)
    走り込みに筋トレ、練習を重ね、鍛えに鍛えて
    優雅に踊る……
    ソシアルダンスって見てても運動量が半端ないですもんね。

    ただ、なかなか次巻が出ないですねぇ……
    現在配信されている8巻まで買ってから2年近く過ぎているような……
    その辺マイナスポイントです。
  • 薄花少女

    三浦靖冬

    表現したい事がわからない……
    2017年2月4日
    他のレビュアー様は大絶賛されているので、無料分一巻のみしか読んでいない私の読み込みが足りないようですが、
    伝えたい事がわかりません。全然。


    絵柄が好みではないだけではなく、
    一体どういう時代考証なのか…モヤモヤします。
    昭和5年生まれのばあやが御年80ならば、ほぼ現代のお話ですよね?

    なのに広がる背景や生活調度などは戦後の焼け野原を彷彿させ(笑)、
    暗くじめじめして見えます。
    私は40代ですが、私が子供の頃の大昔ですら
    こんな光景は見当たりませんでしたね。
    映画化とかされたら「三丁目の夕日」の陰気ヴァージョン?

    現在の日本のパラレルワールドというか、別世界のつもりで読んでみると楽しいかもです。

    丁寧に細かく描きこまれた描線は
    よく言えば緻密、私から見れば不潔そうに見えました。全てが汚れて見えます。
    私は綺麗好きでも何でもないですが、キャラのアクションもダメでしたね…。
    ばあやが坊っちゃまにごはんをよそってあげて、
    しゃもじを持ったまま口の回りと指にいっぱいついたごはん粒を舐めるとか
    坊っちゃまの口元についた小豆をばあやが指で取って、そのまま食べるとか
    それが少女の姿であろうとも
    汚ならしくて総毛立ちました。

    ばあやと坊っちゃま以外のキャラは今のところ登場していませんが、坊っちゃまにお仕えすると言いながらごり押しだらけで好き勝手しているようにしか思えないばあやと
    のんびりしすぎて流されていく坊っちゃまの二人とも
    親近感も沸きませんでした。

    目立った心の動きも事件もないので、そういうのが好きな方にはとても向いていると思います。
    郷愁を誘う日常系ファンタジーという感じで。

    一巻までではそれだけのお話でしかなく
    これから物語が動いていくのかもしれません。
    どうせなら昭和初期に設定されていたら、物語に奥行きもノスタルジックな雰囲気も醸し出されていたのではと思います。私には合いませんでした。
  • 君の歌がある

    いくえみ綾

    こんなんでしたっけ?
    ネタバレ
    2017年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大昔、30年以上前…イヤ35年くらい前?に読んでましたね~別マ系列。
    その頃ともその後とも違う絵柄、過渡期なのかもですが、紡木たく先生を彷彿させる描線です。
    いくえみ先生、こんな絵でしたか?
    だってびっくりするくらいそっくりな笑顔とか、引きの斜め横顔とか多いんだもん(;゚д゚)


    お話は私はイマイチでした。
    要ちゃんとの出会いからして、「それで付いて行くってどうよ!?」って思うし、
    3兄弟や友里ちゃんとの関わり方もやたらモヤモヤしてると言うか……
    個人的にはツボる部分がありませんでしたが
    こうやって少しずつ変化して行く中で「捨てれ」とかキメがあるのが好きな方はドツボでしょう。

    てか、私は「捨てれ」以前に要ちゃんにその行動をさせた永見子ちゃんのセリフが信じられないほど感じ悪いと思いました(笑)
  • バルバラ異界

    萩尾望都

    腰抜かすわ!!
    2017年1月28日
    流石の萩尾先生、目眩くパラドックスと浮遊感!
    試し読みで止まらなくなり、とりつかれたように全巻読了してしまいました。

    繊細で緻密なのは絵だけでなく、折り重なる多重構造のストーリー展開です。
    個人的に、やっぱりこの先生の真骨頂はSFだなぁと激しく感銘を受けました
    萩尾先生のこの類の作品では銀の三角も素晴らしいですが、甲乙つけがたい( ´Д`)

    最初の夢物語のような「どこ?どこの世界?」って感じの生活風景から

    あっという間にサイコホラー的な現実と
    更に夢うつつを往き来する近未来の夢先案内人、
    いやー、どっぷり考えさせられますよ。

    天才にしか描けない物語ですが、天才じゃなくても十分楽しめる物語でした。
  • その女、ジルバ

    有間しのぶ

    えーっ予想外!
    2016年4月16日
    表紙から見るに、お笑い系のダンサーか夜の蝶か!?
    って感じでしたが
    ふ、ふ、深ーい!!

    最初は絵柄が頼りなさげに思えて見づらかったんですが もうこのお話はこの絵でなくては駄目!
    アララさんの気持ちが上向いて行く様子、くじらママ達の死にかけな華やかさ(笑)、
    ほっこりほのぼのながらも戦争や被災を絡めて
    とてもいい物語に仕上がっています。

    何よりオバサンと呼ばれる事に慣れつつあったアララさんが素敵な高齢者(言い方に語弊が!?)の皆さんと出逢って
    洗練されていく姿が本当に素晴らしい!
    外見が垢抜けて身綺麗になっていくだけじゃなくて
    生活や日常全て、小鉢の盛り付け方まで研磨されて。

    立ち読みで読んでみたら、どんどん続きが読みたくなりますよ。
    蔵カフェ、良かったですー( ̄¬ ̄)
  • お前はまだグンマを知らない

    井田ヒロト

    タイトルからハマる(笑)
    2015年12月27日
    心にググッとグンマ県!
    爆笑ネタ満載の歪んだ郷土愛(笑)
    松蔭先生が出てくる当たりは個人的には余り面白くなかったんですが、
    新刊が配信される度に買ってしまいます(^o^;)
    特にグンマ県に思い入れはないつもりだったのに異様に気になる土地になりました。
  • これは恋です

    遊知やよみ

    テンポいいです(´▽`*)
    2015年11月6日
    初めは「うわっ、絵が下手過ぎるだろう!」と思ったんですが、
    読み始めると結構止まらない(笑)


    先生と生徒の初々しい恋愛物なのに、もう全然そこに目がいかない!
    テンション高けーな!(爆)

    青春群像劇ジャンルのギャグ漫画として高得点でしょう。
    人物の絵柄の頭が小さく手足が巨大で
    あのバランスの悪さは身長2m超えとしか思えませんが
    会話とか、間とか、面白いです!

    先生の感情なんて、どうでもよくなってきます(笑)

    主役を喰っている辺名先生と
    彼と闘う(?)生徒達の会話や表情をお楽しみ下さい。
  • かたおもい書店

    畑亜希美

    めいっぱい(笑)
    2015年10月14日
    ひたむきで素直で、とにかく真っ直ぐなヒロインが
    「めいっぱい」を連発して頑張ります。
    嫌いなタイプ(笑)
    なのに、どうしてこんなに面白いんでしょう!
    イヤミがない性格設定だから?
    逆に私個人は芹沢さんには全然魅力を感じないんですが(爆)


    丁寧な絵柄には見えにくいですが、構図も巧みで、感心するコマ割り満載。
    春田先生サイン会の「気づいてくれてた」の立ち姿にかかるコマなんて
    惚れ惚れするほど秀逸です。


    書店さん裏話な事も上手ーくまとめてあって
    読んでて楽しい!
    めいっぱい頑張るめばえさんの素晴らしいアクション
    (あんなポーズが何で自然に連動して描けるんだろう……この先生は……)
    あの勢いを見てると
    「楽したいばっか思ってちゃイカンなー」
    って気がします。


    恋愛ドロドロ、とか感情の深淵を覗く、等を読みたい方は
    諦めて下さい(´ー` )ノ
  • Loveletter from・・・

    アルコ

    じーん(;´Д⊂)
    2015年10月11日
    表題作、良かったです~(;ω;`*)
    後のお話がありきたりに見えちゃうくらい。
    会った事のない永瀬将彦、どんどんふくらむイメージ、
    元カノとの出会い、(そんな事わざわざ初対面の奴に言うかなってのは置いといて)
    その辺は
    ふわふわキラキラしながら緩やかに進んでいきますが
    実際の彼を見かけてからが急転直下!
    一緒に
    「良かったよー!!」
    って言いたくなっちゃいます。
    アルコ先生はイヤミのない絵柄が清らかで素敵ですが
    はじめて御本人の作品を読みました。

    今まで原作付きの作画しか知らなかったので
    とてもいい発見になりました。
  • となりの関くん

    森繁拓真

    学校に行く目的とは
    2015年10月3日
    もう異常に面白かったです(爆)
    未だ何も語らぬ関くん(名前まんま)、やっぱり彼には
    表情と行動で自己顕示を続けて頂きたい!

    横井さんの傍観者ならぬ的確なツッコミが冴え渡り、
    関くんの職人技を際立たせる(笑)
    関くんワールドに全く気付かない先生もまた笑える。
    森繁先生は東村先生の弟さんとの事で、
    この輝かしい血統は受け継がれてきたものなんだなぁと感服いたしました。
    主にお父さんから(笑)

    短いお話の連打なんですが、濃密で詰めの甘さがない!
    私はいくら読んでも飽きないです。
    いいね
    0件
  • 恋詩~16歳×義父

    今村リリィ

    こんなもんなの!?
    2015年9月9日
    レビ数の多さに、お得チャンスを狙って読んでみましたが……
    垢抜けない絵柄にびっくり!
    これTLカテゴライズか!?
    昭和の男性漫画家が無理に少女漫画を描いてみたような泥臭さがあります。
    別にオシャレで清らかな恋愛を望む訳ではないですが、
    この主人公の心情と行動に本音で共感できる人は少ないかも…。
    どんな無茶したって、結局許されて、周囲に理解されてるんだもの。
    本当の意味での不幸でも薄幸でもないと思います。
    若さ故の暴走とか表現するには無理ありすぎ、
    若い人がこんな浅はか女ばっかりな訳ないじゃん(笑)

    昭和の昼ドラマごった煮って感じ?
    色恋沙汰の事件連発ばかりで、
    どうしてこんな主人公を皆が愛するのか解りにくく
    とにかく古くさいです。
    ありがちー、とか
    やっぱりー、とかが好きな方向けでしょうか。
  • ポワソン プチキス

    こやまゆかり/霜月かよ子

    重厚な話ではありませんが…
    2015年8月27日
    ごく軽く読むのなら宮廷の恋愛模様など、楽しめるかも解りませんね。
    本当に歴史に忠実に表現していてはこの程度では済まない(笑)
    ポンパドゥール夫人の生きざまのサワリと言った所で解りやすく気軽に流せますが、根本的な画力をどうにかするべきでは?
    建物と馬の比率がおかしいとか、
    この時代にあの髪形は有り得ないとか
    (少女漫画でよくある、江戸時代に髷を結ってないロングヘアの人が出てくる感じ)
    時の美男王、ルイ15世が寵姫と寝るベッドが現代のセミダブルサイズって
    簡略化しすぎでしょう(爆)
    史実に添った泥沼物が読みたい人は勿論、
    ある程度正確な表現を求める人には向いてないかも。
  • たまちゃんハウス

    逢坂みえこ

    予想外!!
    2015年5月3日
    逢坂先生といえば大概な大御所ではありませんか!
    でも私個人は余り好きなタイプの絵柄ではなかったような記憶があり、昔読んだ少女漫画のストーリーも印象に残っていないような…
    それが!!
    このお話、もうめっちゃ面白かったです!
    落語家の一人娘珠子ちゃんが主役のはずなんですが、全てのキャラが光ってます~。
    夢見がちで移り気な珠子ちゃんは今やりたい事や、自分の将来、恋愛に対してもあの年頃によくある定まらなさ(笑)で、可愛らしいです。
    洗練された描線で生き生きした群像は
    チャーミングなお父ちゃん桜花亭春福を囲む弟子の3人(最後には増えますが)
    鼻血出そうなダンディ吉兆師匠に纏わる一癖も二癖もある「ねえや」と息子、など
    余す所なくお話に弾みを付けて劇中劇?の落語も本当に楽しいです。
    読み始めてすぐに全巻買いましたが、残念ながら打ち切りされたよう…
    半端な終わり方で、もっともっと続きを読んでみたい気がしました。
    てか、掲載誌を移してあるのかも?探して読みたくなる、そんな作品です。
  • 暗殺教室

    松井優征

    いやぁ、びっくりしました(゜ロ゜)
    ネタバレ
    2015年3月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読み進んでから気付きましたが、あのネウロの松井先生じゃないすか!(鈍い)
    ものすごく画力を上げられて、御名前を拝見しても解りませんでした(失礼)

    ネウロも常人には思い付かない視点と斬新な見せ場作りに痺れたもんですが、
    こんなに絵が上手くなられてもシュールでブラッキーな作風は健在です。

    そして、すっごく楽しいです(笑)
    殺せんせーは生徒達が殺さなければならない存在なのに
    変な思いやりを持ち、教え方も丁寧、マッハで地球上を行き来するタコ(爆)

    E組の設定も冴えてます。
    ちょうど映画化された頃なんですが、映画を見るつもりがない人も
    (私も見ないです)
    笑ったり考えさせられたり、存分に少年誌らしさを味わえると思いますよ。
  • 危険地帯男子

    心あゆみ

    あっ、この人だ!(笑)
    2014年10月3日
    この先生の作品を
    他にも読んだ事があるのを
    読み進めてから思い出しました
    σ(^_^;)

    イマイチな画力、
    唐突なストーリー展開、
    そして何より
    モノローグに頼りすぎ❗

    ほぼ女の子の独白で
    相手や自分の気持ちを表して
    話を進めていく感じで
    力不足は否めません。

    絵で魅せて❗
    表情と動作で引き込んで❗
    漫画の意味ないでしょ💦

    キャラの性格は一貫してないし
    (脈絡ない大胆な行動とか)
    納得いかないっすね😁



    既存ファンの作家買い以外
    新しいファンを掴むには
    難しいかも…

  • 刻刻

    堀尾省太

    まさに悪夢の一瞬
    2014年9月6日
    大サービス15話無料で
    読み始めたはずなのに

    一気に110話まで読んでしまいました
    ( ̄∇ ̄;)

    それほど
    息もつかせぬ勢いで
    読ませます❗❗


    登場人物それぞれに
    複雑な思惑があり、
    凝った伏線がそれを絡め上げて
    入り組んだ迷路に
    巻き込んでいきます。

    超常現象的のように見える
    神ノ離忍の存在、
    これぞ非日常といった空間

    う―――――ん…
    スゴイです……

    単なるオカルト譚やSFの
    枠に収まっていないのは
    作者の力量でしょう。


    人物造形が
    めっちゃ人間くさい❗❗

    面倒な事は後回しの一族、

    些事は疑問にも思わない
    おじいちゃん、
    俗物丸出しのお父さん、

    現時点では
    止界に取り込まれている
    らしき?
    お母さんと早苗さん…

    いやぁ早苗さんは
    これから何かやらかして
    くれそうなんですけど(笑)

    あの血筋ですもの( ´艸`)


    徐々に解けてゆく謎も
    各人がそれぞれの言動で
    また思わぬ方向に転がって
    先が見えません。

    初め佐河サイドに付いていた潮見さんの
    土壇場での鮮やかな判断に
    腰抜かしました😁


    とにかく初めの15話、
    いや10話まででも
    読んでみて下さい✨

    本当に怖いのは
    超常を齎す石や術ではなく

    それを使う人間の心なんだなあ……

  • 蒼太の包丁

    本庄敬/末田雄一郎

    安心と安定
    2014年3月1日
    面白くて次々読んでしまい
    今160話まで来た所です。

    ここまで読んで
    まだまだ先が長いってどうなの!?(笑)

    見やすい安定の画力、
    美しい料理(魚など素材も含む)、
    穏やかなストーリー展開。

    厳しく優しい親方、
    接客業の鑑の女将さん、

    山村兄さん、須貝くん、
    さつきさん純子ちゃん、
    そして常連のお客様方の中

    蒼太くんが腕を磨いていきます。

    根っからの悪人は登場しません。
    それを差し置いても
    蒼太くんが「いい子」過ぎるのが
    ちょっと引っ掛かります😁

    純情、朴訥、素直で思いやりがあって、
    仕事は一生懸命の頑張り屋
    なんて
    悪い所がひとつもない人ってリアリティありますかね?💦

    私がひねくれ過ぎ?(笑)

    でも、
    それで!?それで!?と
    どんどん続きが読みたくなっちゃうので
    心してかかって下さいね
    (*≧m≦*)

  • 青春の病は

    西田東

    その通り(笑)
    2014年1月24日
    たまきま様のレビューを拝読して、うんうん頷きました(笑)

    期限切れちゃうので
    読み直して
    (私の場合、そう思う作品自体が少ないです)

    やっぱいいわー工藤❗❗

    名作「願い叶えたまえ」から
    流れて来たので😁

    表題作も勿論
    大人のしがらみゲイの道を
    青春に絡めて描かれて
    いいんですけど、

    個人的には「願い」の印象が
    強過ぎたのか
    ちょっと薄いかな…

    ↑私個人は、ですよ。


    でも☀5です😃

    そういう再会って
    使い古されたネタながら
    リアルですもんね✋

  • 秘め音~よがりの媚蜜(コミックノベル)

    うかみ綾乃/桜サク

    文学してるぅ❗❗
    2014年1月14日
    ちょっと驚きました。

    ケータイ小説、コミックノベルと呼ばれる作品を
    今まで馬鹿にしていたからです。

    すみません……🙄

    私が読んだ事がある物が
    何だコレ中学生の日記かよ
    ヽ(*`Д´)ノ
    と投げ飛ばしたくなる感じ
    だったのは、その作品のレベルが低かっただけなんですね。

    非常に官能的なメロドラマ
    っぽい内容です。

    挿し絵はレディコミ風。

    若い方には面白味に欠けるかも知れません。

    でも、文章が綺麗。
    際立って美しい表現が散見されます。

    この先生は、本当は
    もっとエロシーンを減らした物語を著したいんでは?
    と勘ぐってしまいました。

    人気の為に筆を荒らす事も
    必要でしょうけど…。
    (言葉が悪かったらごめんなさい)

    エロに次ぐエロで
    お話は進みますが、
    最後、とても静かに終焉を
    迎えます。

    元々活字がお好きな方に
    読んで頂きたいです。
  • レオパード白書

    扇ゆずは

    結構長いです😁
    2014年1月13日
    続いてますねぇ✨
    私は30話まで読んだ所です

    10話までが
    超美人ホスト受の絢、

    11話からは同僚の枕ホスト攻
    高校生(❗)燐花のお話。

    燐花がメインになってから
    絢のキャラ変わってます(笑)

    キャラが安定しないという意味ではなく、恋を知ったから?
    ( ´艸`)🖤🖤

    エロ度は絢のストーリーのほうが
    高い気がしますが、
    ○○○に悩んでいた燐花を
    一念発起(←まさに爆)
    させる化け猫な薬師寺先生

    血と汗の関わり❗❗

    この先生は喧嘩、暴力系
    あまり見かけないので
    新鮮でした。

    上手く伝えられず堂々巡り
    つい零れた言葉で自分で自分の首を締めてしまう
    など
    青くて可愛いです(笑)


    優しげな薬師寺先生の
    化け猫ぶり、
    豹変するタイプがお好きな方
    お勧めです✨
  • 殺し屋さん

    タマちく./一條マサヒデ/春輝

    まさに閃光の1コマ⚡
    2014年1月13日
    ちょっとした待ち時間に読んでいて、何度奥歯を噛みしめた事か❗

    ↑失敗して笑っちゃった時もあります……

    駄洒落と言葉遊びも多く、
    そして4コマ漫画とは言えませんが
    (二段三段オチで長い10コマ超えもあるので)

    一瞬の閃きのような
    物凄い1コマ漫画がクオリティ高い絵で爆発的威力をもたらします❗❗

    人によっては飽きてくる部分もあるかもですが、私はドハマリです😃💦

    殺し屋さん…
    ○○を卒業してて
    ××い言葉に弱くて
    □□が好きで可愛がって…
    …何を言ってもネタバレしますからね💦

    同級生、弟子、仇討ち女子高生、刑事長など
    楽しいキャラがいっぱい✨

    私は「通りすがりのOL」が
    大好きでしたが、20話前くらいから
    通りすがらなくなってきました(笑)

    もう永遠に殺し続けてて欲しいです(≧▽≦)
  • 親鳥とひな鳥~まだ空を知らない君~

    いもあん

    万人受けはしません
    2014年1月12日
    この作品から初めて読む方は何の世界なのか、とっつきにくいかも…。

    結界が張られた木の境界の中に飛び込んで来た鳥、
    そこに子供を託しに来る獣たちとのお話です。

    ただ、今回は
    境界の中で子供達が
    泣きも糞もしない等
    新しい発見もありました💡

    その木の巣では
    泣きも糞もする(笑)事も。

    また、黒い「アレ」に
    飲み込まれるなど、
    まったり呑気にしていられるばかりではない不穏な空気も映し出され、

    弱肉強食、正体不明の不安
    動かない脚、
    楽しいばかりの童話の世界ではない事を
    そこここで思い知らされます。

    息子の雛毛の生え替わりは
    他の先生のお話に出てくる
    女郎蜘蛛とオオミズアオを
    彷彿させます。
    あっちは虫ですが😃💦


    子守り木守りのシリーズは
    全て異種間での関わりです

    今回、あっ👁鳥じゃん❗
    と思ったら
    鳥は鳥でも違いました(笑)

    明るく楽しいBLじゃなくても平気な方、
    仄暗いファンタジーをどうぞ✋
  • 鳥と鼠の行く先の花

    いもあん

    ネズミ受か❗❗(爆)
    2014年1月12日
    もう、大好きです✨
    この先生の
    この世ならざる森、
    不思議な住人たち。
    (鳥と獣だけど)

    籠から逃げて来た美しい鳥

    手負いで瀕死の野鼠。

    特にエロっぽい事はないので
    どちらが受けるとか(笑)
    はっきり描かれてる訳では
    ないですけど、

    この先生の
    お好みから察すると
    ネズミ受(/▽≦、)ノ≡☆

    年下わんこ攻ならぬ
    おっちゃんネズミ受(爆)

    しょーもない事で
    笑ってしまうくらい
    良かったです←

    他の子守りシリーズから考えても、あっちこっちに
    木守りを必要とする木が
    ある訳ではなく
    ひとつの木の物語かな😃

    また傷だらけの野鼠の
    考察がいいんですよー✨
    ガサツですが(笑)

    子守り木守りの木は
    彼ら(住まう鳥や訪れ連れ出す者)にとって
    一生を過ごす終いの住処
    ではなく
    通過点として存在するのかも知れません。

    最後、いいシーンでした❗
  • ヘイ!ドクター

    内田カヲル

    濃厚ッ(笑)
    2014年1月11日
    表題作は
    出逢った途端に物凄いスピードでやられてしまう(笑)お馬鹿高校生・勝也くん

    変態風味のお医者さん🖤

    ちょっと設定がこじつけ?
    メガネ医師じゃなくても
    作れたお話かな😁

    あんまり病院ならでは❗な
    シチュや道具でもないし

    (何を期待してるんだ)

    ガッチリ腹筋割れの男の子が
    ヒィヒィ言わされるにしても
    勝也くんなら
    他の男にも言わされそう笑

    この前半が濃過ぎて
    後半は変態度が薄れます💦

    ↑後半にも店長登場

    ただ、確かに激エロで
    黒塗り皆無に関わらず
    何をどうしてるのか
    解らないコマが多数🙄

    受は女の子みたいに
    しなやかで可憐な子がタイプ
    って方にも
    全然向きませんね💦
    いいね
    0件
  • わが家の母はビョーキです

    中村ユキ

    よく頑張ったと……
    2014年1月11日
    カラッと明るいタッチで描かれていますが、
    内容はヘヴィーです。

    お母さんの辛い生い立ち、
    苦悩の結婚生活、
    そして発病…

    幼いユキさんが
    どんな思いで支え続けて
    来られたのかを考えると
    暗澹と…。

    私ならもっともっと
    ひどい事を口走っただろうし、こっちがキレていたでしょう。

    それを10歳の女の子が
    自ら宗教に入信するなんて
    涙が出ます。

    鬱はポピュラーになってきたようですが、
    統失はまだまだですもんね

    なかなか娘の立場からの
    半生を著したコミックは
    ないでしょう。

    法律や支援のシステムなども
    たくさん紹介されています

    こういう事こそ
    おっ❗いい事に税金使ってるじゃん✨
    という気がします。

    タキさんと御結婚されてから
    お母さんもユキさんも
    楽になられたようで
    本当に良かったです。
  • 鳥を愛した獣

    いもあん

    練り上げられた世界観
    2014年1月11日
    期限が切れる前に
    読み直しました。

    もう、素晴らしいです✨

    おっさん受が特に好きな訳でもない私は、
    この物語ではエロ要らんだろ
    とか初め思ってましたが、
    大間違いでした。

    鳥と獣の単なる冒険モノに
    なっちゃダメ❗

    そして男女の恋愛モノは
    もっとダメ❗

    雄同士でなくては❗

    異種恋愛モノじゃ
    子孫繁栄に関わってくるし
    (ちょっと卵産みそうに
    なってますが)

    境界を超えて
    飛び出して行く力が与えられたのか説得力に欠けます

    鳥目を
    こんなふうに使うなんて
    この先生には自然界が
    どう見えているんでしょう

    夜の女王のシーンは
    他で似たのを見ましたが
    普遍的な存在なのかも。

    弱肉強食の厳しさだけではなく
    吹き出すコマも山盛りです。

    名前の意味をごまかす所は
    声が出そうになりました😃

    木守り子守りしてる時点で
    出て来てた虎の奥さん、
    かっこいいです(笑)
  • ふたりの涙雨

    海野サチ

    お見逸れしました❗
    2014年1月11日
    失礼ながら昨今の
    大量生産BL・TL作家の内か
    と思っていましたが
    読んでびっくり(゚o゚)💦

    予想外に絵が上手くていらっしゃる❗❗
    (本当に失礼過ぎる)

    デッサンの崩れも特に無く、
    バランスよく見易い仕上がり
    その上
    キャラもブレてません。

    半擬人化というか
    (人の姿で現れて人と関わるので)
    楽しい広げ方で、
    伏線の回収もバッチリでした

    拾い物です←まさに

  • シャイニースター

    七海

    ついにヒカル様が✨
    2014年1月11日
    ポルノスーパースターの影の主役、
    ヒカル様のお話です。

    ずっと完結待ってましたが
    更新されないので
    我慢できず現在配信中の
    16話まで買ってしまいました…😁

    相変わらずの方向音痴ぶり
    帽子とフェザーとファーとブーツ✨

    ただ、そのヒカル様コーデが
    おしゃれでやっているのか
    イタイ人として表現されているのかが微妙…

    この先生の他作品でも
    は!?ニット!?いやカーディガン!?
    とか
    このパンツで靴がコレ!?
    とか
    謎ファッションが
    見受けられるので(笑)

    でも、絵が綺麗っ❗
    見開きカラー扉絵を
    御覧下さいな❗❗(≧▽≦)


    お話は夢物語っぽく
    可愛いらしいです。

    現実二束三文のゲイビ男優
    使い捨てが罷り通る世界で

    他に仕事を持たずに
    その体だけで食っていく
    ヒカル様、
    まさにシャイニースーパースター✨✨

    ヒカル様との関係を
    模索中な雅也もおいしい。

    現時点では始まったばかりという内容なので、
    (↑1巻使ってかぃ❗)
    これからですね😃

    おまけ漫画は暴走している
    透くん、嫉妬の朝岡龍一、
    何よりヒカル様のリアクションが
    素晴らしいです(爆)

    お話の区切りが変なのは
    相変わらずですが、(笑)
    早く続きが読みたいです✨
  • 女の子のスぺシャルテク実践編

    @過密

    楽しいですよ(^▽^)
    2014年1月10日
    セックス指南書のはずが、
    めっちゃ笑えます✨

    粗い印象の絵柄なので、
    真剣なラブストーリーを
    描かれてたら
    ムッと来たかもですが笑

    自分が若い頃に読んでたら
    実践しまくってみたに違いないので(笑)、
    現役の若い女の子に
    読んで欲しいですね😃

    冬実ちゃんの成長ぶり、
    優しくなっていくハヤト、

    終わり方も良かったです。

    お姉ちゃんが女王様っての
    ちょっと安易かな…

    女王様は奴隷と交わったり
    なさいませんのよ( ̄∇ ̄)
  • 俺の恋したファンタジーおじさん

    いもあん

    独特の世界✨
    2014年1月9日
    今、この先生の作品群が
    一気に
    期限切れを迎えるので
    慌てて読み直して
    再DLを選ぼうとしています

    この作品もね、
    いい味出してますよ(笑)

    怒濤の恋、激しいラブシーン
    なんて皆無です。

    接触は手を持ったくらい?
    繋いだのではない↑


    でも
    自分では抑制できない感情
    相手と一緒にいたい気持ち

    伝わってきます✨

    ファンタジー?メルヘン?
    不思議なお話のはずなのに

    ぶふっ(*≧m≦*)💨
    と笑えてしまう所満載❗

    オヤヂ受がダメな方は…
    …以前の問題で

    おじさん、
    受けてません(爆)


    ゆるーく、柔らかーく、
    水がたゆたうような
    低いテンションの(いい意味で)
    この雰囲気を味わって下さいね😃
  • 1円の男

    モンデンアキコ

    是非パックで❗❗
    2014年1月8日
    圧倒的な画力に
    目を奪われがちですが、

    お話がうまーい(゚□゚;)💦

    BLに限らず全てのジャンルで
    大量生産されている
    「商業?漫画家」に
    お手本として
    突き付けたいほど❗

    キャラ全員に「理由」がある。

    好きになった理由、
    不安な理由、
    抱けない理由…

    読者を納得させ
    感情移入も容易く
    そして
    スムーズな話の組み立て。

    うーん、職人芸ですゎ💦

    更にエロが
    気持ち良さそう(爆)

    BLを描き始めたばっかの
    作家さんって
    ただ男女の絡みを男男に
    置き換えただけ、とか

    どう考えても受が女では?
    みたいなシーンを
    見かけますよね。

    でもコレ、
    ちゃーんと男同士です。

    この先生初のBLらしいのに
    今まで培われてきた技術と
    天賦の才能が
    ここまで描かせるんだなー
    と思いました。

    短編集ですが
    最後にキャラ変化の上田くん
    登場です😃

    それも良かった🖤

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