このレビューはネタバレを含みます▼
ポーの一族と風と木の詩は、似ているようで似ていない。なんでだろう?という長年の疑問がようやく解けました。同じ家で同じような創作物を共有していたのだから、作風は似通って当然。しかし、萩尾さんと竹宮さんとは本来もっている才能が違うのだから、モチーフは似通っていても根本的には全く違う二作品が生まれたのですね。
萩尾先生の血の滲むような一言一言が胸に刺さりました。
才能あふれる二人の作家たち。ご本人が望むように、お互い遠いところで幸せになるのが一番良いのかもしれません。