このレビューはネタバレを含みます▼
お互いが好きすぎてのすれ違いです。 切なくて胸が苦しい…。素直になって~。お願い~。と終始思いながら読んでました。
当て馬もどきの崇晴の後輩くんが、ホントの?当て馬にならなかったところが、個人的に好きでした。崇晴の部屋で鉢合わせた際、崇晴の「何か言ってやれ」の台詞に「すみません。勝手に( 文のジャージ )借りちゃって」って。謝っちゃうんだ (笑) だって染谷くんはノーマルだもの。そして、崇晴は貸しちゃうんですね。文のジャージを。しかも文に黙って。笑うシーンではないのに笑ってしまいました (^^) 染谷くんが良い子で、修羅場は始まりませんでした♪
自販機でビールを買ったと言う台詞があり、時代だなぁ~なんて感じましたが、内容に古さは感じませんでした。絵も綺麗でスッキリしていて、とても読みやすかったです。
2人の恋のやりとりは、刑事とホストを職業にしてるわりに( やることやってますが )高校生よりピュアなんじゃないか。いえ、大人だからこそ、一言が怖いのかな…。取り返しがつかないことが分かってる年齢だけに、慎重にも臆病にもなるのかな。想いが深ければ深いほど、失なったときの自分の傷も深くなる。…そんな臆病な2人でした。最後はハピエンでホッとしました (^^) そしてタイトルに繋がる、と。お見事!