及ばぬ恋は馬鹿がする
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及ばぬ恋は馬鹿がする

鮎川ハル

あらすじは正しく書いてほしい

2021年5月2日
高校の同級生だった洋平と潤。属するグループの違う二人が趣味の音楽で近付き、男子高校生の好奇心で触りあいまでするようになる。でも、それ以上には進展せず、クラスが分かれてそのまま疎遠になってしまった二人。

数年ぶりの再会を喜んでいるのは潤だけという感じで、洋平は引き気味。彼女までいる洋平と潤との間に色恋沙汰が起きるの? と心配になり、そんな心配を打ち消すかのような潤の行動に今度はこちらが引いてしまった。

二人が疎遠になった理由や洋平が引き気味だった訳が見えてくると、きちんと色恋沙汰だったと分かるものの、もっと早く分かっていたらもう少し潤を好きになれたかもしれない。

物語の独特な流れと空気感が好きな作者さんだから購入してみた。でも、この作品は合わなかったな。



あらすじに潤は地味グループと書いてあったけれど、キャラクターも行動も全然地味ではないし、二人の再会は十数年後でもない。あらすじだけで購入を決めないとしても情報は正しく書いてほしかった。
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