十億のアレ。~吉原いちの花魁~
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十億のアレ。~吉原いちの花魁~

宇月あい

どういう心持ちで読めばいいのか……?

2021年5月3日
吉原とか花魁とか、嫌いじゃないので読んでみたが、舞台が現代となるとどういう心持ちで読めばいいのかわからない。
本来の吉原と比べると全然本当に天国なんだけど、それでもやはり女性を見下している感じしかしてこないので、読んでいて楽しくはなかった。「女」っていう言葉が連呼される感じとか、それ以外にも色々。
現代日本と考えると「うーん……」となることが多い反面、主人公アザミ(源氏名)が自分の立場を顧みることもなくお客に失礼な態度を取る & それにより先輩花魁に損害を与えたにも関わらず悪いとは思っていない等々……、全体的に引っ掛かりが多くて読み進めるのがしんどくなった。
あと、他の女性達と比べてアザミがそれほど際立って美人とも思えなかった。というか眼があまり好きではなくて、寧ろ同室の女の子の顔の方が好ましいくらいだった。
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