心が満ちたら前に進める

ネタバレ

2021年5月10日

このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様のさっぱりした作風のファン。教師と生徒の再会もの。元教師の里見は不登校だった確氷に会うことになるが、顧問だったバド部の不在中に生徒が熱中症になってしまい、退職する。その時の生徒が攻めの和田。里見と和田は満たされない行為をし、その場をやり過ごす関係。確氷は教師になっており、和田の嫌がらせでSNSでアウティングされても、カミングアウトする強い心を持つ。強くなれるのは里見のおかげ。確氷が元気になるルーティーンは、落ち込んだ後、カーテンを開けると、心配そうな里見がそこにいる気がして、早くここから出なきゃと思う。教師を辞めた後に鬱で苦しんだ里見にとって、嬉しい言葉。こんなことを言われたら惚れてしまう。しかも、確氷はタイプだから、幸せになるしかない。和田は自爆したが、仕事を辞めた後はつきものが落ちたように爽やかイケメンになっていた。不登校だった確氷の受け持ちの生徒も立ち直る日は近そう。無理しないで逃げることも大事だと思う。苦しんだ人たちが前を向く、いい話だった。冴えない里見が確氷に溺愛されるのもよかった。4.3

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いいねしたユーザ1人

Wtnbatm さん

(女性/50代) 総レビュー数：8件

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