このレビューはネタバレを含みます▼
フォロー様きっかけで知った作家様で、お試しカタログを読みました。羽生山作品として第1号の初読みです。しかも初コミックスとな！
表紙絵の昭和感と寄り添う二人が、たまらなく可愛い。紙本にして良かった。
不良に絡まれ、助けてくれた先輩に惚れ込んだはじめ。愛のハゲタカは、まっしぐらに突き進む。
はじめの表情が豊かで、七変化バリにコロコロとよく変わる。そのキャラを動かすユーモアあるセンスが、楽しい。ホントに面白いんです。
心に正直な分、わかりやすいタイプではあるけれど、先輩がちゃんとはじめの表情を見逃さない。聞きたい事が聞けずに、遠慮してしまうはじめを思いやる先輩が優しい。怖そうに見えるし、言葉少なで何考えてるか捉え所がわからないけど、ほんとは優しいんですよね。それを、はじめもちゃんとわかってて、二人の微妙な距離感がいい。
面白いかと思えば、ツキンと胸が切なくなったりと、そのバランスが絶妙です。
押してばかりのはじめですが、やむを得ず会えないと先輩が気にするのもムフフ。
だんだん近づく心の距離が素敵。
やがて来る先輩の卒業に…
うぅっ。離れてしまう事に、必死に耐えながらのはじめの涙。もぉ、涙腺ヤバイ。
はじめの気持ちを、丸ごと受け止めた男前な先輩に、完全に涙腺崩壊で鼻水も出る…うぅ～。
言葉少なだった先輩の一言、一言が胸に刺さります。あぁ、感動。
沖縄のお土産に紛れて渡したアレ。先輩、ニクいねぇ♫ヒューヒュー。
これはもう遺作として、初コミックス永久保存です！
続編もあるので、楽しみです！
羽生山作品を知れたのは、フォロー様のレビューのおかげです。作品を知らずにいるのは、かなり残念な事。知れて良かった。ありがとうございました。
そして、誰より先生、素晴らしい作品をありがとうございました。
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG