このレビューはネタバレを含みます▼
本家の『ジキルとハイド』は読んでません。
だから比較なしでこちらの本に入り込めました。名前だけリスペクトして描かれたのかもしれないですね。
パブリックスクールに通う一卵性双子のジキルとハイドは取り換え遊びをして楽しんでいる。他人は間違うのにジョンだけは間違えないというスタンスにジョンは彼らの中では特別な存在だと思ってました。でもそれは違って、観察力があるだけの話でしたが、ジキル亡き後のハイドの心の穴を埋める重要な人物であることは間違いないです。
読み進めていくうちに、ジキルとハイドどちらが死んだ?とミステリーになっていく過程がゾクゾクし、屋上での彼の告白に双子の片方が死んだらーーの昔から言われる文言も思い浮かびました。彼が告白していたらこんなエンドにはならなかったのではないだろうか?とタラレバを考えてしまいます。
読了したらスッキリするかと思ったら、残像で浮かぶのは双子とジョンの明るい風景だけです。せつない、、