志乃ちゃんは自分の名前が言えない
」のレビュー

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

押見修造

初レビューです【ネタバレなし】

2021年5月16日
周りは当たり前にできるけど、自分にだけは出来ない。高校生というまだまだ狭い世界の中でその差は涙が出るほど胸を刺す。出来ない事から逃げる事は誰でも出来るけど、自分という人間は1人しかいない。逃げる事だけでは自分を救えない。1巻完結の漫画に描かれた1人の女子高校生の小さな日常からとても大きな事を学びました。
押見修造先生の描く思春期の少年少女のリアルな描写はまさに言葉に出来ない美しさがありました。
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