このレビューはネタバレを含みます▼
政略結婚で 妻 織絵に無関心な夫 彰。この設定だけでワクワクします。二人は初夜でのひと悶着の後、雇い主とメイドという関係に落ち着き、少しずつお互いを理解し始めます。冷たいようで本当は優しく、不器用で上手く対応出来ない彰がよく描かれていました。なぜその様な考えに至ったのかもしっかり分かります。育ててくれた親戚への恩義が度を過ぎていて、洗脳されていると指摘された織絵もまた然り。あっという間に引き込まれ、一気読みでした。お互いを理解しそれぞれが成長し、愛を知る過程が丁寧に描かれていて面白かった！久しぶりに読み応えのある作品に出会いました。
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