君がそれを愛と呼んでも
」のレビュー

君がそれを愛と呼んでも

ひびき澪

これ、前クールのTVドラマ天国と地獄の?

2021年5月18日
作家さんの絵が好きで、お試しで1巻目を読んで、すっごく先の展開が気になり、最新刊をまず購入。ヒロインの彼氏が、マジにやばい男で、ホストの先輩からも、ホストの太客に、「あいつには近づくな」と忠告を言われちゃうぐらい悪党なのに、階段で、彼氏がわざと主人公が突き落とした瞬間に、ヒロインの彼氏も一緒に落下。主人公は、ヒロインの中学時代の部活の先輩で、卒業の際に電話番号を渡し、連絡を待つものの、彼女は何故か自分が一方的に電話を切られたと思い込んで、主人公の好意に疑惑の目。ヒロインは、DHの同僚が主人公に好意を持っていると知るやお見舞いに行くよう勧める割に、自分が助けてとSOSを出したのに無視されたと思い込んで涙を流す。ヒロインを苦しめる彼氏のDVは、被害者であるヒロインの共依存を起こさせ、彼氏が自分へ暴力を振るうのは、自分が悪いことをした罰なのだと自分を責めているヒロイン。彼氏に、首を絞められてのHが気持ちがいいと思っているヒロインの病みっぷりを、【彼氏と体が入れ替わっただけの、心は変わらない】主人公は救えることができるのか?ストーリー展開は、ドラマ化されてもいいくらいドラマティックで、この先が全く予想できない。ただ、顔だけがイケメンのヤンデレ彼氏が、その見た目だけで、女の子にチヤホヤされるのはとってもリアルでした。最初は、顔とか、痩せていてモデル体型とか服装とかで、女は男を見た目で判断するのは当たり前。男は見た目が9割だと若い女性目線を理解する、今は顔だけイケメンの心はヘタレくんの主人公が多少哀れでした…
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!