陰と日向のボーダーライン
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陰と日向のボーダーライン

大島かもめ

3.9は低すぎる。。。

ネタバレ
2021年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買いです。レビュータイトル、読み終わって思わず呟いたw子供の頃、叔父夫婦に養子に出され、成績で判断される以外蔑まれ、愛を知らずに育った丸山は、叔父夫婦や実の親にさえ必要とされなかったトラウマを抱えていた。ある日、見るからに愛されて育ったであろう、周囲に明るさと優しさを振り撒く部下柴村が、憧れの上司丸山がゲイだと知って、自分もゲイではないかと悩みを打ち明ける。そして丸山は柴村が何をされても離れていかないかベッドの上で試していくわけです。完璧な上司の邪悪な別の顔を見ても、柴村は自分が丸山を助けたいと頑張っちゃう。もうひたすら健気。子供なら当然手に入る親からの無条件の愛情を求め、最後まで手放せない存在になりたいと望む丸山も切ないし。他短編はお前日本人だろ的イタリア人と日本人留学生の恋が始まる前夜まで。てか、表題で丸山と芝村を丸々1冊読みたかったなあ。他でも書いたけど、先生はもっと長く読みたくなるような短編が多いですね。いやぁ3.9は低すぎだわ…
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