今までの作者さんとは違う薄暗がりの表題作+短編。自分の性志向がわからないリーマンくんが、尊敬してた上司に翻弄されてしまう表題作。一読した時は上司さんの過去の経緯があっても冷たい表情にあまり感情移入出来なかったのが、一つ前のレビューで「表題作描き下ろし最後の一行が読みたくて、、」とあり、もう一度読んだら確かにあの強い言葉にウッと胸をつかれた。さすが、かもめ先生、あんな短いモノローグで話全体の印象とキャラのイメージもひっくり返してしまう。
イタリア舞台の短編も良かった!そうそう、ラテンの国は1割の真面目なハードワーカーで回っているに違いないと常々思っていたよ。。この短編も気の利いた一行が登場しますね。