このレビューはネタバレを含みます▼
「24時間・365日人肌に触りたい病」のゲイ、夏市と「片付けられない症候群」の汚部屋王子、椎名。夏市はお互いの病を処置するために掃除するかわりに抱っこさせてもらえないかと提案します。夏市は冷たい態度ゆえに気に食わなかった椎名のことがどんどんかわいく思えてきて...というお話でした。映画に精通しているうえ、マルキ・ド・サドなんて読んでる椎名が、おバカにもチョロく流されていくのにはキャラ変した?と思いましたが、おもしろかったです。凪良先生の作品は初めてで、「美しい彼」を積ん読してこちらを先に読みました。せつないお話がとてもいいみたいですが、コミカルなものもよかったです。「縦組の底本を元に作成しました」とあって、本を元に?挿絵ついてるかなって思いましたが挿絵はありませんでした。挿絵の有無は表示していただきたいです。挿絵添付促進運動(個人)をしていて挿絵のない本は買わないように心がけているので。だってだって、ついてるのがうれしいんですっ(泣)。最近発売されるものは挿絵がついている本が多くてありがたいです。この本もいつか挿絵がつくといいなー。元々なかったら仕方ないですが、それも書いてくださると買いやすいです。注文が多くてすみません。
2010年3月 挿絵なし。