そんなにキレイじゃなくていい
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そんなにキレイじゃなくていい

うり

うり先生作品の良過ぎるテンポの正体

ネタバレ
2021年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ うり先生の作品はどれもこれも「テンポが良い!!!!!」と評判ですね、会話のテンポ、話のテンポ、流れるようでいて丁寧なのに、端的でくどさが無い。無駄がないんです。
この作品を読んでやっと気付きましたが「テンポ」を作っているキャラが居るんですよね。というか、もっと言えば、そのキャラの話し方、立ち居振る舞いや空気感が、お話全体のテンポになってますね…勝手に確信しました…主人公です!!!!!
うり先生の他タイトルで、すごくせせこましくうるさい(笑)キャラが主人公(受け)の作品を読んで、会話劇が素晴らしいなぁと思って居たんです。でも、そうじゃなかった。
本作の主人公(受け)は先に挙げた他タイトルの主人公とは正反対のリズムを持つ人物。テンポとはつまりリズムですね。主人公キャラの人物としてのリズムが、そのまんま作品全体のテンポになっているな!と…思ったんです。

そんな気付きを与えてくれた本作、見所はたくさんありますがとりあえずエロが見応えあり。個人的には大満足ですね。攻めくんのブワッでグワ〜ンでズキューンな性的興奮が諸に伝わって来ます。

最後に、やはりうり先生の「言葉遊び」はタイトル回収含めほんとうに素晴らしいなと思います、尊敬します。あと、向井さんのキャラ造形が刺さり過ぎてしんどいです、夢女子にはなれないけど、向井さんのことをずっと見つめる壁で居たいレベルです……泣
向井さん主人公のスピンオフも(勝手に)期待してお待ちしております!!!!!
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