このレビューはネタバレを含みます▼
2巻まで。
町を作ろう系のお話の中でも突出した安直さ。主人公はとにかくチートで、植物に関するものならなんでも魔法で作れるし、家具付の家を作る魔法まで使えます。身一つで動物性タンパク質を除き、衣食住すべてまかなえますから、僻地だろうが緊張感ゼロです。それまで領主もおらず、数百年間放置されていた領地に1人ポツンと打ち捨てられた様に移り住んだのですが、何故かねこの商人が領主がいることを知っていて、通行を求めて訪ねてきて、ヒールベリー目当てに移住すると言い出し、そこから芋づる式に住人がガンガン増えてきて、ポーション狂の副ギルドマスター、数百年間眠っていたS級冒険者、ドリアードまで住人に加えてしまい、しまいには近くの都市の様々なギルドと提携し、1巻時点で本人が植物魔法を使わなくても、住人だけで十分やっていけそうな村まで発展してしまいました。もう楽勝です。
町をつくろう系のお話としては安易すぎて、何をやっても成功するみたいなお話は、自分にはつまらないです。脱落します。