渾名をくれ
」のレビュー

渾名をくれ

新井煮干し子

言葉にできない

2021年5月26日
信仰であり愛だと思った。難しいというレビューもあったし、確かにわかりやすく読みやすい話ではなかった。けれど手に取って汲んだときにわかる感情のように形にできないものを見せられたような気がしました。なんと言えばいいのか、わたしには言葉にできないが、読むことができて幸福だと思う。これを描こうとしたのか、それとも終着点がこれだったのかはわからないが、これを形にしてくれたことは何かとても意味があるような気がした。少なくともわたしは、この作品に触れることができてよかった。試し読みで止めなくてよかった。
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