六と類
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六と類

水曜日

どこかで見た設定詰め合わせ

ネタバレ
2021年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんというか、浅い。
仲良し→誤解でケンカ→仲直りして付き合うって流れだけどそもそも仲良かった時代が描かれてないから二人の距離の変化がよくわからないし、最低限ケンカしている様子だけでも丁寧に描いて導入の二人の関係性を教えてほしかった。
そして当て馬の女の子とバイトの先輩…。ただ出てきただけ、展開を回すために現れただけって感じでまるでロボット。何を言うのか、何をするのか想像の通りに動いて笑った。あ、これ見たことあるやつだって感じ。
起きることが全て小中学生向けの少女漫画に載ってて、それをただBLでなぞってみましたって漫画。
こんなん読みたくてBL読んでるんじゃない。
主人公は極めて無個性。平凡というわけではなくキャラクターがない。ただの受け身のでくのぼう。攻めを好きになる描写が皆無。イベント終わったらいつの間にか好きってことになってたw
後半もう読みたくなくて流し見したけど、攻めが受けを好きになるきっかけもよくわからん。
攻めはギャップがある感出してたけどそもそも普段の攻めの描写が薄いのでギャップがうまく感じられない。どちらかと言うと最初から犬みたいな子で突発的に暴力振るうみたいなヤバいやつに見えてしまう笑

もうちょっと攻めの子のいろんな葛藤があったら違ったのかな。青春物の醍醐味甘酸っぱい片思いすら欠けてて、本当に一切心が動かなかった。
終始作者が何がしたいのかよくわからない漫画。
少なくともこの作品がBLである意味はなかったので細々と小中学生向けの少女漫画でも描いててほしいです。私の主観ですが。
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