さつき待つ【電子限定描き下ろし付き】
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さつき待つ【電子限定描き下ろし付き】

マサまさる

もしかしたらネタバレのため注意

ネタバレ
2021年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ むっず。一読では何が何やら。訳わかってないまま考察します。神人(=魍魎)から異常な執着を向けられた大伴は多比を護るために長寿のお守りを渡します。神人に殺められた多比はお守りのために輪廻することなく生き返っては悠久の時を彷徨います。多比が大伴に「君がいる限り 私も生きる」と言い、大伴が多比に「(多比が死んだら)後を追う」「捜し出します 絶対に」と言ったとおりに、大伴は幾度も伴の字のつく人間に輪廻しては比の字のつく多比に出会い、悲劇的な結末を迎えます。多比はこれ以上大伴の死を見たくないので、自分がきちんと死ぬために輪廻の妨げになっているのではと思っていたお守りを燃やし、大伴は神人に封印されていた記憶を取り戻し...かな?深い縁で繋がった相手の近くで聞こえる水音、生まれ変わりに時間なんて関係ない(時をさかのぼることも可能)という設定から、アアーッとなりエンド。確かに前代未聞の輪廻転生ボーイズラブでした。夜に読んで???ってなってなかなか寝付けなかったです。おしゅんちゃんはもしかして神人の輪廻?と思うのは考えすぎ?(でないとちょっと伴次郎が酷すぎるような)なんというか、すごく不思議な、すごい愛のお話でした。
2020年7月 総216ページ 修正=見えない構図。
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