新・幸せの時間
」のレビュー

新・幸せの時間

国友やすゆき

タイトルに反して

ネタバレ
2021年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作に続き、いや前作以上にタイトルに反して誰も幸せにならない話。
やっぱり香織以外まともなこと言わないんだよね。

良介は昔不倫した親父の気持ちがわかっただけだし、親父も良介も堕ちる相手がメンヘラ女。まさに血は争えない。しかも二人とも相手からは本人を通して別のものを愛されてただけのピエロだし。

だから不倫してる人って嫌いなんだよね。自分を正当化して自分が可愛い自分が可哀想な人らばかり。結局状況に酔ってるだけで自分が一番大好きなんだよね。

しかし火浦が気の毒すぎた。主要登場人物メンヘラばかりだけど、せめて遠藤と火浦は幸せになって欲しかったなぁ。ちづるは普通のネチネチした女っぽい女だけど、最後ぶっ壊れて本作で一番可哀想な人。
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