天堂家物語
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天堂家物語

斎藤けん

画力を凌ぐ構成

ネタバレ
2021年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 画力について不満のコメントを見たので大反論(喧嘩する気はないくその方を否定しているわけではありません)
たしかに三白眼、のぺっとしたタッチ
しかしこの皿のようなギャグ目、どこかで見たことあると思ったら、『かわいい人』と同じ先生だとは!!
あちらはほのぼの(だけど深い)ストーリーなので、こんなに入り組んだ時代サスペンスものが描けるとは!(しかも同時進行なんですか?!鉄人すぎ)
1巻あたりはたしかに主人公の顔の素朴さが目立ちますが、雅人の軍服姿や各扉絵、表紙などは非常に綺麗です
背景もアシスタントさんの頑張りか日本家屋などが美しく描かれてます
何よりストーリーがおもしろい
ミステリアスさも孕みながら、いびつな2人のいびつなお屋敷での進展にとてもハラハラ、ドキドキします(語彙が少なくてすみません)
そのストーリーは画力がいかに二の次かを教えてくれます
絵が良くてもどこかで読んだ軽い話も多いですよね(それが悪いわけじゃないが)
個人的にはストーリー冒頭の縦長の四角に見出しみたいに入った縦書きのセリフが大きく目立って、インパクトがあってよいです
やたらセリフを細々読ませる作品より簡潔でコマも大胆に使われていて好きです
各扉絵裏の墨塗りに天堂家の家紋のページも趣があって良し
漢字のセリフも考えられていて時代とマッチします

ということでめちゃくちゃストーリー推してます!
気の強い天邪鬼の雅人様とお猿ならんがくっつくのはもうまもなくでしょうか?
仲良く睦まじくなってほしい!
Lalaにしては手が早いのもいいと思っています
そして雅人様のシーン、かっこよいです//
応援しています みんな4巻位までは読んでハマるから
最新刊が出て、他の方の良コメントを読み、私だけじゃなくて安心しましたが、本誌まで追いかけてしまいそうです・・・

13巻読みました>ついに!ここ数巻引き伸ばされてる感が否めなかったのですが、ついに!お互い素直になりましたね
特装版の内容を知らず、通常版を買ってしまいました、後悔、見たい!
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