ラバーズ、ソウルズ 完全版
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ラバーズ、ソウルズ 完全版

宮本佳野

傑作!この作品に出会えてよかった

ネタバレ
2021年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケメンで男にも女にもモテる主人公トオルは、写真のモデルになって欲しいと言われた松岡センパイに金で買われる関係になる。始めは体だけの関係だったが、次第に惹かれ合っていく二人。しかし、トオルはその想いを伝えることができないまま…。
2000年に同人誌で発表された本作品は、宮本佳野先生の代表作であり、個人的には最高傑作だと思います。私は最近コミックシーモアで初めて読んで、なぜ20年もこんなに素晴らしい作品を知らずに生きてきたのかと悔しくなりました。
夢や目標もなく、日々を淡々と生きていた主人公が愛する人に出会う。
その喜びと悲しみが繊細に描写されています。主人公の独白部分はまるで文学のよう。
読み終わった後は、胸が痛くなるほどせつない気持ちになりました。
BLを真に愛する人にはぜひ読んでいただきたい、心からお勧めできる名作です。
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