このレビューはネタバレを含みます▼
3巻まで。
転生・異世界もので、太った女の子の作品はいくつか知っていますが、ここまでダイエットに特化したものは初めてです。名前がふざけていてネタっぽいですが、患者(主人公)の描写が真に迫っていると思います。
ダイエットとはきついものです。世間ではあまりそういう言い方をしませんが、必要以上に食べてしまうのは、一種の中毒症状だと思います。
主人公を見て、方々に迷惑をかけ、母と自分の追放がかかっているのに、リバウンド野郎(多分敵側の人間ですね)にそそのかされたら、簡単にフリットに手を出そうとする。本当にバカな天ぷら娘だと思うかもしれませんが、ジャ〇キーというのはそういうものです。
わかっているんだけど、うそついてでも食べたい。他人にも自分にも。そういうものです。
ライザップが流行ったのは、すぐに流される自分をマンツーで戒め、管理してくれるからでしょうね。それでも失敗する人、リバウンドする人が多数いますから、過食は怖い中毒です。
と、前向きに評価して3巻を迎え、読んだら、結局またドカ食いしてしまいました。すごく裏切られた気分です。自分のために協力してくれてた人が、自分の思い通りにいかないからと言って、人のせいにしてまた食べる。
読者として、この主人公は見放したいと思います。とても不愉快な作品でした。