椿だより
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椿だより

イシノアヤ

椿太郎よ永遠に 追記ネタバレにご注意

ネタバレ
2021年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きすぎてレビュー書けないシリーズ、「椿びより」から続いて「椿だより」です。
これもレビュー数が少ないのが不思議。
幸せで幸せで涙が止まらなくなる不思議なBL、本当に大好きな作品です。

平岩の娘史生ちゃんが今作、小学校に上がってずいぶんお姉ちゃんになりました。
たろくんと一緒に編み物する姿。それだけでもうウルっとくる。
2巻目でははたろくんの家族や平岩の元妻の言葉が読者の気持ちを代弁するかのようで。。。
そこに平岩とたろくんそれぞれのエピソードや平岩の同僚のモノローグが2人の気持ちをホワーっと伝えてくれるんです。
遊園地のエピソードはもう萌えのオンパレード。
最終話の最後。たろくんが史生のために縫ったワンピースが小さくなって、史生の成長を思い出しているシーン。
無声映画のフィルムが回っているかのような言葉のないページが続いて。この終わり方がもう好きすぎて。
そしてどういうわけか涙が出るんです。

唯一無二の作品、こんな男の子、ほかにいない。椿太郎は永遠です。

読んでる作品殆ど同じ、の海外在住のフォロー様が平岩君が雑貨屋さんで買ったものをどうしても知りたい!と書いておられましたので、ここにコッソリ置いておきますね。
紙の「椿びより」の最後にオマケとして載っています。
平岩君は家で使う、たろ君専用の湯飲みを買っていたんです。カワイイやつ。この時すでにたろ君は平岩親子にとっての家族だったんだなあって思いました。でも平岩ってほら照れ屋さんですから。これが精一杯。
たろ君の嬉しそうな顔、でもまだ自分の気持ちに気付いていないとこ、可愛かった〜。
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