世界の中心で愛なんか叫べねーよ
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世界の中心で愛なんか叫べねーよ

語シスコ

語シスコ作品で1番好き

2021年6月3日
Love &の主人公2人が帰って来た!
帰って来ても相変わらずレトロな雰囲気の作品ですが、これ1番好きです。
今回は前作の苦しさ重苦しさとはちょっと違うテイストです。菊ちゃんとイチローシリーズって事で、2人のその後から彼らを巡る人たちのスピンオフな短編が重なった連作。あと別主人公の「恋する惑星」が入っています。「恋する惑星」は後味最高。
語先生のクセのある絵柄もサブカル的なところも、よくあるBLファンタジーではないところも、多分年代のせいでしょうね私にはツボです。
本編Love &の菊ちゃんが周囲から見てどんな風に綺麗なのかとか昔の男とか、スピンオフを通じてわかっていくのが嬉しい。一方でヤバすぎイチローの博愛(なのか?)とか、色々地雷なのにこの2人を好きにならずにはいられません。
2人の過去は読み放題で読む事ができます。
描かずにはいられないマグマを持っていらっしゃる(と感じる)作家の作品はやっぱり良いですね。
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