このレビューはネタバレを含みます▼
《BL小説》医療系ファンタジー
'病の魔'を封じる力を持つ医師の〈花晶奇譚シリーズ〉2作目の 新たな生涯の伴侶は、医師四年目の循環器外科穂村東里(28)と その高校の恩師で数学者菊竹眞芳の二人。
前作からは史彦・花晶・火乃子が登場。
面白いと思った点は伴侶を見つける主導権が史彦達とは逆で 医師ではない眞芳側にありそれも夢でのマッチング(笑)
いきなり10年ぶりの再会がプロポーズというぶっ飛んだ状況にも関わらず、柔軟に受け入れる東里のキャラが面白く、説明する眞芳が如何にもな変人数学者だったのも良き◎
魔と戦う為に空間の数式化と'魔'のデータを三次元表示出来る眞芳の能力は、医の神側の助けになりそう。神側の操作有りのマッチングっぽいけど、魂で結ばれてそうなお似合いCP。 魔の出現も無く魔封じシーンもまだ無しのほのぼの。
眞芳の親代わり(樹の精)山査子と山茱萸との男三人暮らしに東里が加わった四人暮らしが楽しそうでもっと見ていたかった。
(花晶奇譚→吉夢結→球環譚→胎華)