娘が不登校になりました。~起立性調節障害という病~(単話版)
誰に向けて書いたのかな、と思いましたが





2021年6月6日
普段なら読まないジャンルなのですが、娘が起立性調整障害にかかっていたのでどのような描かれ方をしているのかを知りたくて購入しました。当事者からすると問診だけでは診断できないはず、学校の先生の理解と支援も不可欠だけれども描写がない、治療法にも詳しく触れていないことなどが気になりました。今まさに困っている方が知りたい情報を紹介する内容ではないです。いつか治る病気なので家族が不安がらず、良くなるゴールまで子どもの症状を見ながら責めずに受容的に支えていくことが精神的不安を和らげ症状の改善のためにも大切だというメッセージが描かれているのは良かったです。私の子も進学に伴い自然と改善しました。初見では起立性調整障害に興味がある人には物足りず、興味がない人には読み飛ばしてしまう内容のように思いましたが、レビュー書こうと思って読み返したら、治った子が母への感謝の気持ちを言葉にしているシーンは、自分も言って欲しかったという意味でちょっとジーンとしました。今悩んでいる方、いつか治る病です、焦らず子どもと接していればそれが支えになります。私の場合、何をすれば良いのか情報が色々あり親子で意見が違ったこと、学校の保健の先生から親と子の関係に問題があるのではと思われたことに悩みました。できれば学校の保健の先生と協力して、方針を一致させて対応するのが親子共々、ストレスが減って良いと思います。私も保健の先生が最初に起立性調整障害の診断を勧めてくれ、その後も支えてくれたのが良かったです(なので保健の先生には感謝しています。)。この助言がなければ、出席日数不足で、退学になっていたかもしれなかったのです。段々レビューから離れてしまっていますが、どなたかのお役に立てれば嬉しいです。

いいねしたユーザ6人