とっても楽しいけど1つだけモヤッと…





2021年6月8日
とってもおもしろいです*.+゚ポンコツ姫ミーアが残念思考で する事なす事ぜーんぶ周囲はうまーい具合に誤解してその崇高なる叡智の所産と考える。まるですれ違いコントで(笑)コメディ要素も強いですが、物語の背景は国家規模の陰謀や革命だし、ミーア姫の本性はともかく行動結果だけ見れば驚嘆すべき偉業を数々成し遂げるので(ほとんど誤解と偶然と自己保身の産物ですが笑)読み応えがあります。作者からも読者からも愛されてるヒロインだなーと思います。「馬鹿な子ほど可愛い」を具現化したような愛されポンコツ姫です(笑)ただ1つ…モヤッとする事があって…この物語では罰の目的は2つあり、1つは被害者を慰める事、もう1つは加害者に反省を促す事、という原則が何度か出てきて、結構物語の要になっているのですが…え、違う気がする…1番重要な目的が抜けてない…?罰の目的は社会規範の為ではない?罪と罰の基準を明確に定める事で、今後同じ犯罪への抑制力となる。社会規範を定め、施行する事で社会の平和と秩序を守る。この1番重要な目的を抜かしてストーリーが進んでいく事にどうもモヤッとした引っ掛かりを感じるし、他にも ん?…と思う倫理観はちょいちょいあるのですが…でも私が読んでいるのは六法全書ではなくコメディ寄りのラノベなのでここはスルーして楽しく読む所存であります(・_・ゞ

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