風と木の詩
」のレビュー

風と木の詩

竹宮惠子

心理描写がすごい

ネタバレ
2021年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めてBLをメインに添えた漫画作品ということでそれがセンセーショナルだったのかな?と思ったのですが、読んでみたらその認識が誤っていたことに気付かされました。
真に注目すべきは登場人物(特にセルジュ)の言動と心理描写。
何かを乗り越えても「あの時ああ行動して本当に良かったのか?」とぐるぐる思い悩む様はすごくリアル。
上手く言えないのですが、「現実の人間にフィクションみたいな体験をさせたらこう言いそうorこうなりそう」という感じ。
ストーリー以上にキャラクターの言動で魅せてくる作品でした。
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