怪獣になったゲイ
」のレビュー

怪獣になったゲイ

ミナモトカズキ

読んで己を顧みることができる希少な名作

2021年6月13日
ゲイであることとはどういう事なのか。どんな思いで生きていかねばならないのか。死にたいほどの苦痛を抱えても、なお生きたい。それを「怪獣」という解り易い手法で描くなんて!とてつもない発想だけどお見事と言うしかない。深く踠いている多くの人に、自分を愛せないたくさんの人に、誰よりも偏見を持ちながら無意識に誰かを傷つけているすべての人に読んでほしい名作だと思う。
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